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世の中いじめっ子だらけ~新・出木杉英才(できすぎ ひでとし)くんの場合(その2)<本当は怖いドラえもん>

さて今回は、前々回にて出木杉くんのもうちょっとつっこんだお話をお送りする運びとなりました。まずは先にご紹介したこのお話から。

 

『冒険ゲームブック』

ある日のび太くんがしずかちゃんと出木杉くんを誘い、ドラえもんも『冒険ゲームブック』を出してくれた。この本の中で冒険をしてゴールにたどり着くわけで、ゴールにはしずかちゃんを待機させ、のび太くんと出木杉くんが挑戦するのだ、

ブックの中の世界は冒険はもちろん危険な罠や怪物が一杯それに振り回されっぱなしののび太くんに対し、出木杉くんは冷静な判断で着実に進めていく。

このままではまた負けてしまうとドラえもんにどこでもドアを出してゴールまで向かうも、最後の罠の石で押しつぶされてしまったそうな。

 

まあこれも後期特有のとんち話が絡んでのことだけれど、実は初期あたりでもこれと同じようなお話がある。

 

『宇宙探検すごろく』

ある日のび太くんがしずかちゃんを遊びに誘おうとするも今はジャイアンたちと遊んでいる。それならばとドラえもんが『宇宙探検すごろく』出してみんなで遊ぶことになった。

はじめ調子よく進んだジャイアンたちに対しのび太くんはしずかちゃんと組んで着実にコマを進めていく。

対するジャイアンたちは森の中で怪物と出くわして振出しに戻るところ、コマから降りて森を抜けんとする。

のび太くんたちは無事ゴールを抜けたけれど、ジャイアンたちはあれから道に迷って途方に暮れてしまったそうな。

 

このすごろくの巻ではジャイアンとスネ夫が、先のゲームブックの巻ではのび太くんが、いずれも最後ズルをしてバツを受けておしまいということになっている。

傍から見ればジャイアンたちとのび太くんの役回りが入れ替えられているだけだが、特にゲームブックのお話では「人をうらやむことのオロカさをイマシメるという建前」での教訓(みたいなもの)が混じっているのである意味始末が悪い。

ことの理非や鼎の軽重(つまり「ツミに対してバツは重すぎないか」)とは別に、先に述べたとおり、やはりその時期でのび太くんの役回りが本来のジャイアンたちとあべこべになった感もする。ちなみに出木杉くんがからんでのことはその中の一つだということだろうから。

ともあれゲームブックの巻にはじまって何かと出木杉くんと比較されては当て馬にされて“ダメ”な要素を引き立たってしまう。これも“笑い話”と読んでもいいけれど、やはり笑い切れない“やりきれなさ”を感じている人もやはりいるはずだ。

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