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第9話:想像の翼<今更ながらビルドファイターズレビュー>

美術展覧会にて現れたいかにもお嬢様っぽい少女、ヤジマ・キャロライン。なぜかチナをライバル視しているけど。そんな彼女は静物画で入賞するも、チナはベアッガイで特選する。いずれにしてもキャロラインにとっては未知の世界で敗れたのだ、果たしてこれからのお話をどうかき回すのか。

変わってチナん家のお店、ウエイトレスのお手伝いをしているがこれは少し恥ずかしいか。お父さんもあまり無理をさせているのは承知の上ということで。そこにリン子ママがこもりっきりのセイに顔を出すよう頼まれ心が弾むか。

そんなセイは大会用のストライクをほぼ完成さているが何か決め手を欠けていると思っていた。そこでチナのガンプラで気分転換を図ろうとするが。それは先のベアッガイ。モデルの方も手掛けていてひとまずはいい評価ながら気になるところを見つけた矢先、あのキャロラインが滑り台の上から現れた。しかし一応はベアッガイは気に入ったようだけど、さておきキャロラインはチナに女の子限定のガンプラバトル大会を挑む。これもキャロラインの家が開催したものだろうけど。チナも初め躊躇したがセイのことを想い出場を決める。しかし去り際公園の外に馬がいたのだが。まさか家まで乗ってきたのかキャロライン。

そんなこんなでバトルに出場することとなったチナ。そこに現れたレイジがバトル指南を買って出る。ついでバトル仕様に耐えうるようチューンはセイが引き受ける。もとはキャロラインのつまらないプライドとライバル心のためから始まったこのお遊びも、対するチナも何とか様になったように見えたが。

その一方でアメリカ代表になったニルスがヤジマ物産のスポンサーを受けたのに対し、あのキャロラインが自らのバトルのサポートのためにひとまず連れていくのだった。

ともかく明日バトル大会にのぞむチナ。セイもチナのサポートを通じいくらか気分転換ができ、チナもまたセイと心を通じられたことだが今はただ胸に秘めるのみか。

大会は商店街で行われた。まあキャロラインのポケットマネーで開催されたとなればこんなものか。そんなキャロラインはニルスのレクチャーを受けたから油断はできないのだが。第1試合はノーベルガンダムとの対戦、はじめからバーサクモードでかかる相手を着実な狙撃でまず撃破。一方セイは遅れてきたレイジとともに会場へと急ぎ、駆けつけた先ではキャロラインのSDナイトとの対戦。やはりニルスのレクチャーだけあってチナを押していく。そして騎馬形態に変形し一気に勝負を決めていく。あわや一突きでKOと思いきやその剣をはじいていく。何とベアッガイの中の綿が緩衝材となって機体を護っていったのだ。そして口から吐いた綿でナイトの動きを封じ、見事場外勝ちでベアッガイが勝利をおさめていった。まあ粒子が綿にどんな影響を及ぼしたのかはともかく、まずぬいぐるみをイメージしてベアッガイを製作したこと、それは先にセイが気づいたファクターなのか。あと非公式の大会ということでこういうのもありかもしれない。

あと決勝で惜しくも敗れたことはストーリー上どうでもよく、ともかくキャロとひとまず決着がついたことでまずはチナの勝負はひとまず決着がつき、セイもまた自分の創作の幅を広げるきっかけとなったということか。しかしキャロの背後のニルス、セイたちは気付いていないのか、それとも。

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