格闘ゲーム論:容量青天井の幻想
さて今回は、ことに20歳未満のプレイヤーの皆さんにはすこしとっつきにくいかもしれないけれど、ひとまずご拝見したく思います。
まず今日びのテレビゲームの基礎を築いたのはまずファミコンであることは述べるまでもなく、そのファミコンの媒体がROMカセット、まあいうなれば今の形態やスマホを少し大きくしたものといってもいいかもしれない。
そのROMカセット。現在のDSのカードやディスクやらの容量に比べればとてつもなく少量で、せいぜい8Mバイトあたりが関の山ということになる。
そんなカセットにて数々の名作が生み出されたこともここで述べたい。
変わって本題に入るに、旧SNKが誇るゲーム機・ネオジオ。ここでも餓狼伝説やサムライスピリッツ、そしてKOFと数々の名作が生み出された。
そんなネオジオ、媒体はやはりROMカセット、今の感覚では弁当箱程度の大きさのカセットが主流だった。それは常に容量との戦いでもあった。ROMカセットの容量は当時のCD-ROMにくらべ低容量でコストも結構高かった。
つまり製作していくうちに容量不足からキャラクターのアクション、果てはあるキャラクターごと削られる事案が少なくなかったことは伝説として語り草となっている。編者としても当時はファミコン感覚と非難したことがあった。
対して昨今、ゲームメディアとしてのCDやDVD-ROMもロード時間も大幅に短縮されゲームの円滑化もなされ、DSやVITAあたりはディスクにもひけを取らない大容量のメモリーカードを採用している。
つまり旧SNK系の格ゲーに限定していえば容量を気にせずに、いってしまえば容量青天井で製作できると、KOFⅩⅠ発売あたりでそう思ったけれど。これも所詮机上の理論であることは次のⅩⅡやⅩⅢで思い知った。まあ何せ製作スタッフが大幅に減少したことがこたえたことだろうし、第一ⅩⅢにいたってはキャラ数をはじめシナリオに関しては僕自身今でも納得していない。
さらには現在ⅩⅣの製作スタッフを募集しているがこれもままならないという現状、ひとまずはスマホやパチスロで虎口を免れているというのだが。
これはもう足手まといとなるのだがナムコさんあたりか子会社化してくれないかと、非難を覚悟でひとまずはシメたい。
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