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第7話:虹のかなたに<今更ながらガンダムUCレビュー>

最後の箱のありかに向かうバナージにリディのバンシィが、そしてアンジェロら袖付きが襲来する。ガランシェール隊とともに応戦するロンド・ベル、しかしアンジェロのローゼンもフロンタルへの忠誠と彼自身の執念とともに果敢に攻めてくる。そういえば袖付きのMSはみなΖΖ系というのも結構くすぐられるなあ。

一方地球ではローナンとマーサらが“箱”の隠ぺいのためにとある計画を立てていた。それは密かに修造されていたコロニーレーザーで“箱”ごとすべてを処分しようとするのだ。しかしそれをカイによって知らされたブライトが地球圏に降下、制圧の際でのロンド・ベルのジムと守備部隊のガンダム。これも使う者次第ということか。

一方重体を押して体を張ってクシャトリヤで出撃したマリーダ。一旦バンシィとUCを引き離すもそのUCに今度はローゼンが攻めてきて有線フィールドで機能を封じられる。一方バンシィとクシャトリヤ、マリーダがリディを止めんとし、ミネバもサポートのためリディの心に語りかけるも、かえって混乱し、結局クシャトリヤごと撃ち抜いてしまう。

しかし死の間際、リディの心に呼び掛け、その心を取り戻す。そしてマリーダの声はアーガマのクルーたちやジンネマンたちにも届き、さらには地上のアルベルトにも響いたのだ。

マリーダの死に関して、またお約束かという批判や憤りもあるだろうけれど、彼女はそも“兵器”として産み出され、その生を強いられてきた。そんなボロボロな身体でおそらく自らの死をも感じていただろう。その意味で自らの“死に場所”を求めた上で、あくまで観念上のことながら、ある意味これからが彼女の本当の“生”が始まるのだ。ということになるだろう。

そのマリーダの声を受け、バナージのUCをさらに覚醒させ、ローゼンの包囲を打ち破る。結局アンジェロは自滅の形で倒されてしまうのだが。

こうして袖付きのMS群を退け先へ進むアーガマ。しかし期間レウルーラには曳航していた異様な巨大MSがあった。それこそがフロンタルの切り札、ネオ・ジオングだったのだ。

メガラニカに到着したアーガマ、バナージはミネバとともに内部のビスト邸へと向かう。それを待っていたかのごとく魚や遺伝子のビジョンからニュータイプへの路が語られる。

そしてたどり着いたのは一枚の石板。それはコロニー“ラプラス”に保管されていた連邦憲章、そしてそれこそが“ラプラスの箱”の正体だったのだ。

そこには当時書き加えられていた条文「将来顕現するだろうあらたな人類」すなわちニュータイプについての存在意義が語られていた。

そして現れたベッドの上の老人、彼こそがラプラス事件の首謀者でビスト財団の創始者サイアム=ビスト、バナージの曾祖父でもある。そういえば“箱”について編者が「ロストテクノロジーの類」と予想したけれど、それは誤りだということをここにおことわりしましょう。

さておきはじめサイアムも自らの保身のため、後にそれによって築き上げた一族の呪縛のために“箱”を守り続けたのだ。それを開放し新たなる時代を新たなる世代に託すのがサイアムの望みだったのだ。

そこにフロンタルが現れ“箱”をよこすように威迫するもサイアムが防御システムで追い返す。

一方でバナージの護衛のため待機していたエコーズ隊は同じく待機していた件の巨大MSの攻撃を受ける。そして側近ガエルのガンダムの援護を受けバナージがUCに乗り込む。

フロンタルのMSネオ・ジオングと対するUC、その中での精神世界にて時間をさかのぼりつつやがては時の果て、無の世界に行き着いていく。まずさかのぼる歴史については『逆襲』と『ファースト』のみとはこれもいかに、あと時の果てはフロンタルがたどり着いた境地だというのか、あるいは。

しかしバナージはミネバの呼び掛けとリディの援護でなんとかジオングを撃破。シャアの魂は近しい者たちにより導かれる。しかし遺されたフロンタルと同じく遺されたアンジェロ。彼らの魂はどこへと向かうのか。

地上のシャイアン基地ではコロニーレーザーの発射が発令されんとするもブライトが止めんとする。その際のブライトの言葉がこの後の物語を知っている者にとっては痛ましく感じるかもしれない。

ついでアルベルトがリディの存在を示唆するも、無情にもレーザーは発射される。射程上のネオジオン艦隊をなぎ払うも覚醒したUCとバンシィによってメガラニカと“箱”そしてアーガマは被害を免れた。覚醒したUCはもはやガンダムですらないサイコフレームの結晶の塊となっていた。そしてそれが後続のMS群を無力化していく。

最悪の危機を脱したことを知り、ひとまずブライトはマーサを連行する。これによりアナハイムの影響力も低下することは述べるまでもないのだが。そして全世界にラプラスの真実がミネバによって放映される。その帰結もまた後の時代の戦乱の一因となるのだろうが。

一旦は父の胸へと落ち着いたバナージだったが、ミネバの導きにより自らを取り戻す。そしてフレームの結晶体からもとの装甲に戻ったUCはメガラニカとともに飛び立っていく。

 

こうして物語としてのガンダムUCはここに終結した。しかし歴史は閃光のハサウェイをはじめ、F91やVガン、さらに言ってしまえばレコンギスタや∀へも歴史が続いていく。

編者としても、そして多くの読者としてもUCにおいてガンダム世界におけるひとつの帰結を期待はしていたが、結局は宇宙世紀1世紀の帰結に過ぎなかった。

後のハサウェイを含めてファーストからの戦乱を戦い抜きつつも、歴史の中に埋もれ忘れられたいわゆる“徒花”たち。そも戦記ものとしてタブーと承知しつつも、その徒花たちを摘み取る物語をいつか期待はしたい。ちょうど時期の開きもあることだし、と勝手な解釈ながらもガンダムUCのレビューはこれにてお開きといたします、いろいろなご批判やご声援、ありがとうございます。と言いたいところですが、次回また反省会をばお送りしたく思います。

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