NARUTO反省会FINAL
さてみなさん、昨秋連載が終了したNARUTOについてのレビューを、最終回を中心に、編者なりにお送りしたいと思います。ひとまずはヒマ潰し程度ですが、よろしければ。
戦争が終わり、すべての因縁に決着がついたかに見えたが、やはりサスケとの決着がまだ残っていた。世界の均衡のためにすべての尾獣たちを封じんとするが、その目的もあくまでも口実、本当はナルトとのケジメのためなのは語るまでもないし、それはナルトにとっても理解していることだろう。
互いに業の限りを尽くし、ナルト優勢のまま結局は引き分けに終わった。それについても決着はあえてつける必要はないのはお互いに分かっていたことだろう。
その後抜け忍でかつては大蛇丸の協力者ということでお尋ね者たるべきサスケだったが、いろいろな恩赦もあり監視付きで出奔する。
平和が戻ったこの木の葉の里にて成り行き六代目の火影となったカカシ、今まで乗り気でなかった彼もなってしまった以上何とかこなしてきたか。この状況について勲功第一にかかわらずナルトの立場は地雷也との修行のじきがあって未だに下忍だったこともあり、ある程度の地位を固める必要がある。その間の引継ぎ期間といえばある程度は理解できる。その間もいくらかの小事件、そして大事件がナルトたちに待ち構えているのだが。
そんなこんなでナルトも自らの地歩を重ね、やがてはカカシの後を継ぎ七代目の火影となる。その一方で先に結ばれたヒナタとの間に一男一女設ける。かつては編者を含めて多くの読者がサクラメインだったのではという思いがあったけれど、ナルトにとってはサクラがサスケに惚れているのを承知でサスケに対する対抗心からサクラにもいいところを見せたい一心でアピールをしているというシチュエーションが初期から見られ、その一方でヒナタがナルト自身に惚れていることに時期を重ねるごとに気付き始めやがてラストで結ばれたことだろう。加えてナルト自身は恋愛に対する関心はあまり高い方ではないというのもある意味煮え切らないことだろうけれど。
いずれにせよ、ナルトが火影となり月日が流れ、やがてはナルトの息子が年頃になる。その息子の名は“うずまきボルト”かつて父ナルトがサスケに並んで認めた男で、母方からは偉大なる“伯父”の名に連なる名だった。そんな彼も火影としての父はもちろん、忍としての自覚に目覚めはじめ、ある程度の平和が戻った世界の中その一歩を歩むのだった。
ということでナルト本編はひとまず終わったけれど、前にどこかで述べたか、物語というものは終わってからある意味新しい始まりともいえるものなので、これからのいくらかの外伝が繰り広げられることを期待してシメといたしましょう。
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