ONE PIECE反省会:ドレスローザ編その6
鳥カゴによる騒乱を収めんとドフラミンゴのもとへと向かうルフィ。途中復活したシュガーを遠方からのウソップの狙撃で何とか阻止しドフラのもとへとたどり着いた。歴戦のツワモノであるドフラ自身の強さも半端ではなく、一撃を浴びせるもやはり押されてしまう。
能力に一日の長ありのドフラに苦戦する中、ローとドフラ、そしてハートのコラソンの因縁がついに語られる。
一方で幹部たちと対峙する闘士たち。同じく押されながらも着実に返していくのだが。
とまあここにきて物語の核心に触れることとなったが、また回想か通過点かという批判もあれ今回はこのそれらを中心にいろいろ語らなければなりませんので悪しからずご了承のほどを。
ジンベエ外伝
迷子の海ネコを家に送り届ける中、難破船にて主を失い凶暴化した海獣やら謎の遺跡やらと様々な事件に巻き込まれるジンベエ。勝手な思い込みながらもそれらの事件が魚人島の新たな危機につながるのかが気になるところ。
性転換七武海
一方で先日発売された76巻、ここでは性転換シリーズ第3弾あっさり男ハンコックが出てきたか。この前のボニーもそうだけど編者のイメージとはそうそう変わらないか。あとクロコダイルはまだ断定はできないけれど一部疑惑が晴れてしまったかも。あとミホークは結構ツボに入っていると思う。こうなれば女ゾロとの華麗なる師弟コンビと美少年たちとの絡みを期待したいところか)何。
シュガー再攻略とウソップの覇気
王宮へと向かうルフィたちに何と気を失ったはずのシュガーが復活し、まず巨大な頭割り人形を作って攻め、次に彼女を知らぬルフィたちをオモチャに変えんと企む。それをウソップの狙撃により阻止し、再びシュガーの気を失わせる。
その際にウソップははるか遠方のシュガーたちの気配を感じていた。これはまさに見聞色の覇気に目覚めたのだろう。戦闘に関してどちらかといえば後方支援タイプな彼だが、先のシュガー攻略にて彼なりの死ぬほどのダメージを負ったすえのことといえば納得もいくだろう。
それも今後の冒険に大いなる役に立つことはいうまでもない。
ハートのコラソン・ローとドフラミンゴとの因縁
ドンキホーテファミリー最高幹部・ハートのコラソン。先代コラソンだったヴェルゴの後を受けた彼、その実は海軍のスパイであるドンキホーテ・ロシナンテ中佐だった。
彼は無口の子供嫌いの幹部とふれこみでファミリーにとどまっていたが、その実は幼い子供たちのファミリーの加入を防ぐための苦肉の心遣いだったのだ。しかし結局、ベビー5やバッファローたちの加入を防げなかったが。その一環にてローも仕打ちをするがそのうち自分への憎悪とともに彼が後述の“D”の一族であることを知り、彼に真実を告げ、白い街特有の病“白斑病”を直さんとファミリーを出奔しやがてオペオペの実を彼に与えるのだった。
そして襲撃してきたヴェルゴ、そしてドフラからローを守るため、まさに命を捨てて彼を守った。そしてローはオペオペの能力で自らの病を直し、現在に至り今まさにドフラミンゴを止めるべく最後の戦いを挑むのだった。
その回想の中で実はローこそがDの一族。コラソン曰く元のドフラを含む天竜人と敵対するいわば“神の天敵”というそうな。先の編者の予想を省みてくり返しながらも、ドフラは“D”ではなく天竜人のはみ出し者であったのかと述べておいて。
続いて“D”が“神の天敵”ならば、その“神”の意味するものは、やはり天竜人か、あるいは天竜人が持っている“国宝”をはじめとする“力”なのか、とひとまずは提議したいが。それに関連して一つ気になることは、ロビンの目的の一つのポーネグリフ。その歴史の石版はドレスローザにも存在し得るのかということもひとまず挙げたい。
あとオペオペの実を最初に手にした海賊ディエスは彼のディエス・ドレークの父親だということなれば、ドレーク自身もドフラミンゴ及び今のオペオペの能力者たるローとは深い因縁があるやもしれない。そういえば先の外伝でカリブーを捕らえたけれど、それをどう利用するかが気になるところだけど。いずれにせよ首尾よくドフラを退けても次に立ちはだかる勢力の一つに彼が関わるのは述べるまでもない。
・モンブラン・ノーランド
本題から少し離れるけれど、先のウソランドの件で関連し、モンブラン・ノーランドについて挙げるなら、冒険家である彼がのちに抹殺され“うそつきノーランド”と称されるのは、やはり当時のマリージョア・世界政府の陰謀で、シャンドラのポーネグリフに絡んで知りすぎたノーランドを始末したとなればうかがえる事柄だろう。あと黄金についてはルブニール王の個人的欲望が絡んでのことだろうけど。
航海技術が発達し、不完全ながらも世界のいたるところに行き来できる時代となって、歴史の真実を隠し続けてきた政府や海軍、今に至って重大な選択を迫られていることは述べるまでもない。
続・藤虎の思惑
その一方で海軍大将・藤虎イッショウがサボと対峙したかと思えばリク王のもとにて帰趨を見守ったりもしたけれど。それはある意味時間稼ぎで、その以前ドレスローザの混迷に今の海軍、そして政府のありかたに疑念を抱いていた。それは海軍にとっては半ばタブーでもあるけれど。いずれにしても今後の情勢次第で海軍も大きな渦の中心になることは間違いない。
今後の帰趨と決着への期待
そして今、幹部たちと闘士たちとの決着が描かれ、結局ドフラとの決着は来年春頃に、W7、エニエス・ロビーと並んで足掛け2年という長丁場と相成ったわけだけど。それならばナミたちサニー組の出る幕はもはやないのか、またバージェスやCP0に見せ場はあるのか。これらすべての展開についてはきたる5日に再開するということで。ともかくもGWのドレスローザ決着編(仮題)にてお会いしましょう。
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