« 月刊ジョジョ1月号・序章 | トップページ | 第15話:飛べ!トワサンガへ<Gのレコンギスタレビュー> »

ONE PIECEオリジナル・エピソード・オブ・アラバスタ・アフター(その2)

第2話:けじめと気合

先の話より少し遡って、このエピソードを語らねばならない。

アラバスタ・オアシスの街にてかつての砂砂団のリーダーにしてもと反乱軍のリーダー、コーサが仲間たちと一緒に街の復興に力を注いでいた。そのコーサも先の反乱があってか、いずれは王家に恩を返さなければならないという思いがあった。

そうこうと日が流れ、やがて親衛隊のペルがコーサのもとを訪れた。

「ああ、あんたか。今日は何の用なんだ」

いつも通りの調子でコーサは尋ねる。ペルもまた何事もないかのごとく応える。

「ああ、城も落ち着いたところだ。そろそろお前にも仕事を手伝ってほしいんだが」

「・・・成程・・・・・」

その言葉にコーサも笑みを浮かべる。実はコーサ自身も再び王家のもとで仕事がしたいとは思っていた。それがこうも早い時期なので内心驚いていたのだ。そんなコーサにペルは続けて告げる。

「あの乱からあまり日がたっていないとは思うが、なるべく早いほうがいいと王も申されている」

「・・・・・」

「それにビビ様もあれ以来落ち着きを取り戻しているが、今一つの元気もほしいところだ。そこでだ・・・・・」

コーサも観念したか、重い口を開くかにペルには見えた。

「ああ、おれもいずれは再びお仕えしたいと思ってたところだ。もちろん、街の復興も交えて行いたい」

「うむ・・・・・」

そして一息ついてからコーサはさらに言を続ける。

「しかしだ、今一つやり残したことがある。それをやらない限り、王宮でも働けない」

「やり残したことか、それは何だというんだ」

コーサはグラスを外し告げる。

「そうだな、働くにあたり改めて気合がほしい。ちょうどあんたが訪れたんだ、かつてビビにやったように、おれにも一発、頼む」

コーサのわずかな真剣さにペルも苦笑で応える。

「足元を見やがって・・・・・!!

コーサにペルの右ストレートが決まる。コーサは軽くよろめいただけでさほど効いていない様子だ。そんなコーサにペルは再び声をかける。

「まずはこれで精一杯だ、改めて頼む」

コーサもグラスをかけ直し、一礼とともにこう返すのだった。

「謹んで、お受けしよう」

こうして元反乱軍のリーダーであったコーサは、改めてアラバスタ王家に仕えることとなった。

 

それは、麦わらの一味がジャヤにて空島の情報を集めんとした頃であった。

|

« 月刊ジョジョ1月号・序章 | トップページ | 第15話:飛べ!トワサンガへ<Gのレコンギスタレビュー> »

ONE PIECE」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ONE PIECEオリジナル・エピソード・オブ・アラバスタ・アフター(その2):

« 月刊ジョジョ1月号・序章 | トップページ | 第15話:飛べ!トワサンガへ<Gのレコンギスタレビュー> »