3Dドラえもんひとまず反省会
さてみなさん、先月より好評上映中のドラえもん初の3Dアニメーション『STAND BY MEドラえもん』
未来の世界からのび太くんの人生を助けるためにやってきたドラえもんの出会いと別れを主軸に、厳選されたストーリーを織り込んで構成されたストーリーは新旧のファンを問わず、親子ともども新鮮さも感じたことでしょう。
編者としても結構楽しませていただいたことですが、今回意見を述べたいのは、セワシくんが施した『成しとけプログラム』について、これはのび太くんの未来を改善するおつとめを忘れようとすると、体内の電流をショートさせて戒める代物である。
その前に未来からイヤイヤ赴いた時点からやはり原作との違和感を感じてしまった。後半プログラムに関係なくのび太くんとの友情を育んだことを考慮に入れてもやはり余計な設定なのかとも思った。
そもそもドラえもんが現代に渡った理由はドラえもん自身にもある。
昼寝中にネズミに耳をかじられ、修理(パーツの取り換え)をしようにも予算がままならずやむなく切除を余儀なくされた。
つまりドラえもんもセワシくん家のビンボーの弊害を受けてしまったので、あわよくば耳を直せるかという淡い期待を込めつつ、ビンボーの原因たるのび太くんを助けるべく赴いた、はずなのだが。
ともかくもこの作品で物語はひとまずの完結をしてしまったものの、次に3D方式でチャレンジするならば仕切り直しの形でやはり映画ならではの冒険活劇で制作をしてほしいというある程度の切実な期待を込めてシメとしましょう。
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