千両狂死郎<サムライスピリッツ・天下一剣客伝2>
さてみなさん、今回の剣サム2は、闘う歌舞伎者・千両狂死郎をお送りいたします。
今回もまた派手な立ち回りであまたの剣士や魔の眷属たちとの大立ちまわりヲ魅せてくれることでしょう。
さあなにはともあれ、それでは、ごゆっくり。
プロローグ
江戸でも名だたる歌舞伎役者にして最近ではその歌舞伎の業であまたの魔を祓ってきた。その縁あってか旧知の覇王丸や柳生ら多くの剣士と知己となり力を合わせたりもしてきた。
今回もまた武術会を契機に腕試しはもちろんその裏面にうごめく魔の影に立ち向かう。
第4回戦(対骸羅)
・仕合前
狂死郎「ややっ、ここでぬしとまさに腕試しかぁ、さてさてぬしの腕っ節、この狂死郎受け止められるかぁ」
骸羅「おうよ、この日のために俺も腕を磨いてきたんだぜ、果たしておめえに受けられるかぁ」
狂死郎「ぁこうあいなったら受けて立とうぞぉ、ここはぜひとも引き立ててくれようかぁ」
・仕合後
骸羅「うー、おめえに後れを取るたぁまだまだ修行が足りねえぜ」
狂死郎「んまあお主の場合修行の仕方に問題ありじゃが、ともかくお主の想いは受け止めたつもりじゃぞぉ」
骸羅「ああ、俺の分まで魔物の野郎どもをぶっ飛ばしてくれよな。俺ももうちょっと修行のし直しだ。最近ジジイがまたうるせえからな」
狂死郎「うむぅ、任せておけぃ」
第5回戦(対右京)
・仕合前
狂死郎「ほうほう、お主が勝ち残ったか、島原以来のお主の剣、どれだけの精進か楽しみじゃのう」
右京「・・・・・」
狂死郎「うむう、分かるぞぉ、命を削っての剣の冴え、我が命の舞いと通じるのう」
右京「・・・確かに・・・・・」
狂死郎「互いに目指す者は同じなれど、ここはあえて、互いの命、ぶつけてみようかえぇ」
・仕合後
右京「・・・散りて後、野ざらすものの、哀しさよ・・・・・」
狂死郎「うむう、前にもまして冴えたる剣技、まさに命をかけておるのぅ。されどここで散らすもまた哀れ」
右京「・・・情けは、いらない、されど・・・・・」
狂死郎「今は自愛うもよろしかろう、未だ世はお主の剣を必要としておるからのぅ」
右京「・・・承知・・・・・」
第6・7回戦(下記4組の中から2人選択)
・萬三九六編
三九六「ようやく機会が回ってきたぜ。ここでおめえをブッ倒し、華の舞台を乗っ取ってやるぜ」
狂死郎「果たしてお主につとまるかえ、是非とも引き立ててもらおうかあ」
三九六「ケッ、いつまでもおめえばっかに目立たせてたまるかよ、いくぜえ!!」
・黒河内夢路編
夢路「未だ生き恥をさらす身にして、こうして貴方に刃を向けねばなりませんが」
狂死郎「いやいやお主にできること、償いよりも今は己が路を大成せしむるべきではないのかえ」
夢路「今の私にその資格は、いえ、あえて試させて頂きましょう。人を活かすべき剣の路を」
・ドラコ編
ドラコ「何が命の舞いだ、お前の刃も所詮は人斬り、俺の銃と何ら変わりはないはずだ」
狂死郎「いやはやいくさしか知らぬとは、風流なき身はいささか憐れよのぅ」
ドラコ「その言い回しはやはり耳障りだ、今から黙らせてやろう」
・アスラ編
アスラ「お前の舞いも命の舞いか。いずれ俺にはまぶしすぎるな」
狂死郎「いやはや魔界のつわものよぉ、ぁここは一番、お主の敵意殺がねばのぅ」
アスラ「ここでお前に邪魔されるわけにはいかぬな歌舞伎者よ、抗わせてもらう」
第8回戦(対歴代ボス戦)
狂死郎「ふむう、ようやく、たどり着いたかのう」
・プレイヤー、異界へと引きずり込まれる。
「魔界への門は、今開かれた。汝の正なる気、我らの目覚めの礎とならん。まずはこの者ども我が手駒との仕合、愉しもうではないか」
・プレイヤー、各ボスと対戦。各員1本取れば勝ち抜け。すべての敵に勝ち抜ければクリア。対して2本連続で敗れた場合にゲームオーバー。
第9回戦(下記5組から1組を選択)
・共通:倒されたボスの気が一人に凝縮し、パワーアップして立ち上がる。
・闇天草編
天草「忌まわしき封印は消え去った。今再び、大いなる主の御力により、我、目覚めたり!!!」
「いやいや貴殿の黄泉返り、偽りなればそれがしが、祓って真に甦られよぉ!!」
・鬼斬紅郎編
斬紅郎「我は禍(わざわい)、我は鬼、そして我は壬無月、否、我こそは、鬼、斬紅郎なり!!!」
「ぁ鬼に堕ちしや壬無月よぉ、ぁいまこそ我が命の舞い、冥土の土産にごろうじよぉ!!」
・真ゴルバ編
ゴルバ「やはり我が命をかけねば汝は討ち取れぬか、それもよかろう、今こそ決戦の刻!!!」
「生き恥さらすは何とも不様、なれば最後につわものの、いくさ敗るが、ぁ歌舞伎道ぉ!!」
・魔界我旺編
我旺「國の哭く声、それに応えんがため、我今こそ魔界の気をも取り込み、國を制せん!!!」
「未だ惑うか兇國のぉ、御身統べるは世にあらず、せめて祓うがますらおの路ぃ!!」
・羅将神ミヅキ編
ミヅキ「ラキ、ラキキキキ、我が力戻ったり、今こそ世を魔界に呑みこんでくれん!!!」
「うむうおそろしや羅将神、ここは一発今度こそ、ぁ鎮めてくれようかあぁ!!」
最終戦(対壊帝ユガ)
「正と負の気のぶつありあいより我が糧なる神魔の気、今ここに高まった。今こそ我が復活の刻(とき)。
我が名は、壊帝ユガ
今、人の世は終焉を迎えん。我が意によって・・・・・」
「これぞまさしく泰平のぉ、世をかけたる大一番。ここぞで我がひとっ華、見事散らせて、ぁみせようかあぁ!!」
エンディング
その後狂死郎一座は地方興業を繰り返す傍ら、各地のあらぶる魂を鎮めていった。現在、その狂死郎一座の足跡は正式には残されてはいないが、彼の舞いは人づてに伝えられ、形を変えつつも世の均衡を守り続けているのであった。
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