今更ながら美味しんぼについてひとまず語る
さてみなさん、今回は何かと問題の多い『美味しんぼ』について、なるべく純粋に漫画そのもののレビューを語りたいと思います。それでは、ごゆっくり。 東西新聞の記者として自堕落な日々を送る山岡士郎は、ある日新米記者の栗田ゆう子とともに究極のメニューの記事作りを命ぜられる。はじめ乗り気でなかったが、父である海原雄山への対抗心から取材に本腰を入れる。 その雄山と時には打ち負かされつつも料理対決を戦い抜くドラマを中心に、現代社会のグルメ志向に一石を投じるのが本作品のストーリーだったはずだ。 やはり社会に対する警鐘はいいけれど、これについても公正を期しなければ意味ないし、我を張り続けていざとなれば突っ張り続けられないというのもこれまた滑稽すぎる。 やはり冷徹な物言いになるけれど、グルメ漫画としての美味しんぼはもはや存在価値が薄くなってしまったといえるのではないか、と思わずにはいられない。
やがて山岡と栗田が結婚し、宿敵である雄山もある程度人物が丸くなった感もある等変化も見られたが、いわゆる東日本大震災が発生してから何かがおかしくなったようだ。
最近では健康被害について露骨な表現が問題となっているけれど、これもはた目から見ればグルメ関係とかけ離れていようだ。
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