ONE PIECE反省会:ドレスローザ編その4
とある男と入れ替わりにコロシアムからドフラミンゴのいる王宮へ向かうルフィたち。途中ヴィオラの協力で潜入にこぎつける。
一方工場破壊と人質解放作戦に参加することとなったウソップたちも地下港と司令塔に潜入する。
しかし王宮を守るピーカやグラディウス、地下港のトレーボル、そして作戦のターゲットたるシュガーに押されて追い詰められるも、まずウソップが最後の始末とばかりに激辛タタババスコの実をシュガーに食べさせられ、その苦悶の表情に仰天したシュガーが気を失う。
それにより今までオモチャにされた人々が元に戻り、同じくキュロスも元に戻ってドフラミンゴを急襲して首をはねるが、なんとそれは影武者らしく、鳥カゴなる奥義でドレスローザをさらなる混乱に陥れようとするが。
一方レベッカは母の死の真相をディアマンテに聞かされ打ちひしがれるも、父の記憶を取り戻し、兵隊さんの真実を知りようやく立ち直るかに見えた。
そんな折ルフィの代わりに出場したあの男が、何とリングを破壊したではないか。そしてその隙にメラメラの能力を手に入れた。その男こそ、グレイターミナル事件の直後、天竜人の砲撃で死んだはずだった、今や革命軍の参謀長となったサボだったのだ。
背徳の島ドレスローザの激闘はいよいよ終局へと突き進んでいくところだけど、まだまだ決着には今少し。そこで気になるファクターを2、3ほどひとまず述べることとして。
まず藤虎・イッショウの思惑は先に述べたものとして。
キャベンディッシュ:コロシアムにてルフィを付け狙う者の一人として登場した彼も、当面はDブロックで決勝進出を目指す。
しかし試合を進めていくうちに、なんと彼のもう一つの人格が目覚めブロックの選手すべてを、レベッカ一人を除いて倒し、自らも眠りに落ちて失格と相成り、結局Dブロックはレベッカが決勝進出を決めた。
つまりはルーシーことルフィのライバルというより、レベッカのための捨て石に堕してしまったかにみえるが。
シュガー:ドレスローザのオモチャの市民たち。それは彼女のホビホビの能力によるオモチャに姿を変えられた市民たちであった。しかもオモチャに変えられた市民は人間だった頃の存在の記憶を消されてしまうのだ。それが今のドレスローザの偽りの歴史そのものだった。
それがウソップたちの活躍の末に能力が破られ、ドフラミンゴの支配を根底から揺るがせていく。
しかし冷然としたイメージだった彼女もこの驚きようは結構傑作だな。
キュロス:かつては無法者だった彼もコロシアムの剣闘士として闘い抜くうち、荒んだ心も晴れ、王をはじめ誰もが彼を受け入れる。特に王女のスカーレットは王家の地位を捨てて彼と結ばれ一人娘のレベッカを得る。しかしドフラミンゴの陰謀によってスカーレットを自らを忘れたまま失い、残されたレベッカを今まで育て上げた。
そして今、解放作戦からシュガーの呪縛から解かれ、彼の最後の戦いが始まるということか。
革命軍:ドフラに捕らえられたローを救うべくルフィたちが手助けを受けたのが死んだはずのサボ、おそらくは砲撃事件の後にドラゴンに救われ、闘技を教えられたことだろう。頂上戦争の際にはおそらく動けない事情もあって、今に至り自分がエースの遺志を継ぐべくメラメラの能力を受け継ぐ機会を待っていたのだ、かつての黒ひげとは違う意味で。
次にコアラ。タイガーに救われた後、自分がそのために利用され村にいられなくなった際、やはり革命軍に加入したことだろう。その際にハックに魚人空手を習い師範代の腕前をマスターしたとか。
そういえばシャボンディにて革命軍に身を置いていたロビンを追っていたのはやはりCPだったのか。
いずれ彼ら革命軍もドフラの陰謀を受け、一気に計画の橋頭保を築こうといったところか。
その他にも気になる要素を挙げるなら、まずローについて、ドフラに捕らえられた時の「コラさん」について、まずその“人物”について縁があり、おそらく死に追いやったドフラへの復讐が大きな目的だろう。それゆえの七武海の地位とルフィたちの戦力を利用せんがための同盟ということで。
次にモモの助、ついでにカン十郎。まず失態をおかした闘士の処刑を目の当たりにした恐怖があるがやはりそれだけではないはず。ひとまずサニー号とともにビッグマムに追われているが、残るカン十郎が鍵足り得るか。
ついでにトンタッタのマンシェリー姫も解き放たれた後分かることがあるか。
そして藤虎はじめ海軍の動向やCP0のさらなる暗躍、あとすべての住民を操らんとする鳥カゴ、それをいかに攻略するか。ついでにドンキホーテファミリーの幹部の大半もいまだ健在だし。最後にドフラミンゴの正体はいかに。加えてビッグマムと対戦中のサニー号の動向もいかに。これらも夏までに決着はつくかが期待できるところだけど。
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