ONE PIECEエピソードオブロビン(その5)
いままでのあらすじ
ボスのクロコダイルを救い出さんとリトルガーデンを発つGWたち。ドリーとブロギーに見送られ、一路海軍要塞へと向かうも、途中翼竜に施したCTの印が雨で流され、正気に戻った翼竜に振り落とされてキューカ島へと落ちてしまうのだった。
島の巨大パラソルから下層へと落ちた3人。そうそうダメージを受けてはおらずにすぐさま体制を立て直すが。
「あいたたた、まさか雨で印が溶けるとは聞いてねェぞ」
「ちょうどパラソルに落ちたのが幸いだったわね」
「でもここってキューカ島ね、ちょうどいいから一休みしてからどこかで船を借りよう。でもその前に・・・・・」
と、GWがとことこと近くのアイスクリーム屋へ足を運ぶ。
「いらっしゃい」
「アイス3つ下さいな」
「あいよ!」
とアイスを受け取るや、通りがかった海兵を見やる5とバレンタイン。
「ちょっと待ってよ、やっぱり海兵がいっぱい」
「そういやおれ達お尋ね者、だよな!?」
ひとまずそれぞれアイスを受け取りながらGWを連れ、アイス屋を後にする。
一方とあるホテルにては、駐留本部として借り受けたヒナ大佐率いる一隊が未だ潜伏中のBW残党を確保するためにひとまずくつろいでいた。
今やヒナの腹心となったフルボディがMr.3の手配書を手にヒナに近づく。
「ここに潜伏してるって情報は確かでしょうね、お譲」
「ええ、サイファーポールからの情報よ、間違いはないわ」
同じく海兵に指示を出すジャンゴ。2班に分かれて交代でパトロールと休息を取っていたのだ。
「よしおめェら、次の出動の準備を整えとけ」
「はッ!!」
「待ちなさい、次のパトロールは私が出ます」
と、ヒナがチェアから立ち上がり、パトロールに出向くのだった。
戻って逃げ延びた路地裏でMr.2:ボン・クレーの手配書を前にたたずむ3人。
「そういや2の旦那も脱獄してたんだな」
「脱獄の名人だって聞いていたわ」
しばらくの思案の末、GWが何かひらめいたらしく、ひとつの提案をする。
「そうだ、私たちも何かに変装すれば」
と、とりあえず変装をしたのだが。
「うん、どこから見ても別人だ」
「これでひとまずは時間が稼げるわね」
「それじゃ、舟探しに行こう」
と、ただ着替えをしただけの3人は、再び街中へと入っていくのだが。
「間違いない、この3人ね・・・ヒナ発見・・・・・」
話を数日前に戻し、とある一室でアンラッキーズのMr.13とミス・フライデーは監禁され、未だ逃亡中のメンバーの情報を聞き出されていた。数日の食事抜きの末、差し出されたカツ丼の誘惑に負け、描いたのが3人の似顔絵だった。その似顔絵は今、残党狩りの任務を帯びたヒナの手にあったのだ。
こうしてあっさりと見破られた3人に、ヒナが襲いかかる。
「BW残党、あなたたちを確保します。ヒナ攻撃!!」
つづく
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