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PL法なんてクソ喰らえだ~このふざけた未来世界<本当は怖いドラえもん>

未来の世界からやってきたドラえもんが、ふしぎなひみつ道具でのび太くんを通じて読者にユメを伝えて楽しませる。それがこのドラえもんというマンガ作品である。さてその背景たる未来の世界はユメがあふれる世界なのだなというのが子供心に思うことだろう。
しかしながら未来の世界はほんとうにそうなのだろうかという疑問をこの場はあえて定義したい。
たしかに現実の世界においてまず連載当初の昭和30・40年代に比べれば平成の今は情報、流通を中心に飛躍的に発展をしてきたが、ある意味どこか息苦しい社会となってしまった。あえて言えば過去に夢見たユメはどこへ行ったのか。というのが率直なところ。
さておきマンガに戻して、ドラえもんの道具を通じて本当の意味での未来の世界について考察したい。
まずはこの作品から
『ネズミとばくだん』
ある日野比家にネズミが紛れ込んでいたのでそれを退治しようとのび太くんやママを巻き込んで、さまざまな武器を用い、果ては『地球はかいばくだん』までも出してしまったそうな。
~これは初期のスラップスティックのお話ということでひとまずは笑い話と受け止めるべきだとは思うのだが。元来友だち(子守り)ロボットが常備するひみつ道具に、戦車も吹きとばす銃やらビルを溶かす銃やら、果ては『地球はかいばくだん』までも備えているとはどういうことなんだろうという疑問をいだいた人も少なくはないはずなのだけれど。

次はこの作品をば、
『どくさいスイッチ』
この日もジャイアンズが負けてその責任をのび太くんに押しつけられてとっちめられたことで、「いつもいじめられているジャイアンがいなくなれば」とこぼし、『どくさいスイッチ』を出していざジャイアンを消してしまったのだが。
~後にはずみで誰もかれも消してしまい、ひとりぼっちになってしまったところ、ドラえもんが現れて元に戻したのだけれど。そもそもがいっつもいじめている者も、いざ消えてしまえばやはりさびしいことだ、といったのが本来のお話の意図でもあるのはよしとして、ここではその直後の「どくさい者をこらしめる」くだりについてひとつ定義したい。
やはり未来の世界はどくさい者がウヨウヨといてそれらをこらしめるべく対応をしているのか、と安直に考えてしまうけれど。そもそも藤子F先生の認識は、どくさい者≒悪の支配者といったところだろうと、たしかに半分は当てはまっているだろう。
さてこれだけ言い募ったものの、結局それらはマンガのシャレということでひとまずは本来の意図が何であるか、それに思いを致すことが大切なことではあるのだが。
ともかくも未来の世界は本当の意味で自分たちがユメのある世界へとつくっていくべきだとひとまず強引ながらシメたい。

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