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クリエイターの執念とは(室山まゆみ先生編)

さてみなさん、過日少女マンガのロングセラーたる『あさりちゃん』が30年来の連載を終了し、最終巻の100巻が先日発売されました。
その人気は女の子だけでなく多少の男の子(元を含む)にもひとかどの支持を得られたものでしょう。
とりあえず始めから流し読み程度ながら読み返してみれば、はじめのうちは日常のスラップスティックということで、主役のあさりちゃんも元気印の女の子として誌面狭しと大暴れの感もあったが、そのうち姉のタタミやママに攻められ(責められ)っぱなしといったシチュエーションが濃くなってしまった。
その時期にテレビアニメも放映されたけどやはり原作に輪をかけたやられっぱなしという始末になり、陰の薄かったパパがとりあえずフォロー役になったけれど大局的にいまいち役にたっていなかったかもしれない。
しまいには作者の室山先生自身が作中で「嗜虐主義でいこう」と公言してしまう始末。これは一般の読者も引いてしまう。
それがまあ80年代後半から90年代にかけて徐々に軌道修正していった感も見受けられた。これはひとえに『ちびまる子ちゃん』や『クレヨンしんちゃん』『浦安鉄筋家族』やらの影響が強かったとも思うのだけれど。
最近になってようやく当初の展開に戻り安定した人気も得た上で迎えた終焉ということで、まあ欲を言えば近作中心で再アニメ化でかつてのリベンジもしてほしかったとも思ったけれど。
ともかく、等身大の女の子の活躍を多少脱線しつつも半ばライフワークとして描き続けてきたことに対して心から敬意を表したいと思います。本当にお疲れさまでした。
そしていつかどこかでお会いしましょう。

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