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ONE PIECE女学院第8話:嵐を呼ぶ合コン

さてみなさん、今回も新春企画ということで、ちょっとエッチなパロディドラマ、ONE PIECE女学院をお送りいたします。
今回は原作72巻でいわゆる”サラダ食べて海賊王”の企画でキッドたち超新星の性転換像に伴い、女が島の連中その他いろいろを織り交ぜながらアブない合コンをお送りいたします。
とはいえ今回はちょっと殴り書きかもしれませんので、つまらなければごめんなさい、ということで。
さてひとまずは、それでは、ごゆっくり。

“女学院生徒会執行部”
ここはヘビ王子ハンコックのもと、学院生徒の生活等の管理指導を目的とした学内機関であった。
しかし当のハンコックがルフィにうつつを抜かしていることで、弟たるアレキサンダー(サンダーソニア)が中心となって一応の運営はされているのだが。
そんな執行部の部室、アレキサンダーは数人の部員を集めて会合を開き、
アレキサンダー「さて、先刻我ら執行部からこのようなものが送られたんだが」
と、1通の手紙:招待状を手渡す。
「何ですか、それは?」
と問うたのは部員のマルクス(マーガレット)だった。
アレキサンダー「うん、今朝がた部室に置かれていた、いわば招待状だな。機械部部長ユースタス・キッド、占い部部長バジル・ホーキンズ、軽音楽部・スクラッチメン・アプーの3人がおれたちを今夜の女子会に招待するってことなんだが」
マルクス「つまりは合コンってことですか」
アレキサンダー「まあそういうことになるな」
アレキサンダーとマルクスが会話を弾ませる中、傍らのキケロ(キキョウ)が厳粛な表情で口を開く。
「そのような会合でおれたちを誘おうということか、まったくもってふしだらだ。おれたちは生徒会執行部だぞ」
アレキサンダー「まあそう言うなよキケロ。お前さんがそう言っているが、兄者がああだからな。ともかく顔くらいは見せてもいいとは思うぞ、いくら心を許しちゃいけねェとはいえな」
キケロ「う、確かに・・・・・」
アレキサンダー「ひとまずこちら側はおれとキケロ、そしてマルクスか。しかしあと二人ほど欲しいな」
マルクス「はい、それについては僕に任せて下さい。知り合いに心当たりがありますから」
アレキサンダー「ああ、頼む」
キケロ「本当に大丈夫なのか」
と、心配げにつぶやくのだった。

そして迎えた女子会当日
キケロ「とうとうこの日が来たが、それはそうと、マルクスが誘ったのはこの二人か」
キケロが向いた先の二人、髪を短く整えた少年ベッカム(レベッカ)と人魚の少年ケイミーがマルクスの隣に座っていた。
ベッカム「結構面白いパーティがあるって聞いて、ちょうどマルクス君に誘われたんですけど」
ケイミー「・・・おでは・・・おでもマルクス君に誘われて来たんだよ」
口を開くなり顔面崩壊しまっくりのケイミーの背中から何かが出てくる。
「ちょっとケイミーさん、お顔が崩れてるわよ」
ケイミー「ああ、いけねェ、パッパグ先生」
ケイミーたちの担任の先生、ヒトデのパッパグ先生であった。ひとまずはケイミーのアシスト尾を担うのだが。
アレキサンダー「まあとにかくだ、こちらも頭数が揃ったんだ。ようやく運命の姫君を迎えられるな」
キケロ「あいつらのどこが姫君なんだか」
アレキサンダー「うむ、ようやくお出ましだな」
入ってきたのは、キッド、アプー、ホーキンズの他にカポネ、ウルージのオバハン先生二人も加わっていた。まあこちらも、頭数合わせであることは明白なのだが。ともかくも各部同盟と執行部連合との合コンがここに行われた。
まず傍らの仮面の女、機械部副部長キララ(キラー)がマカロンと紅茶を一同に差し出す。それをキケロがまず口に含む。
キケロ「うむ、これはブランデーが入っているな、それもとびきり上質な」
キララ「あら分かるかしら、ブッチ産の年代物よ」
しかし異変はすぐさま起こった。
ベッカム「うーい、何かいい気持ちだァ!!
マルクス「うーん、かくいう僕もいい気持ちだァ!!
キケロ「お、おい、マルクス、ベッカム」
キララ「あらあら、この子たちは当たっちゃったみたい。実はね、ブランデー切らしちゃったから、代わりに南の海産の泡盛を入れちゃったの」
アレキサンダー「ああそういや、マルクスは酒に弱かったな。そういやベッカムもそれらしいが」
キケロ「なんだとー!!
アプー「面白くなってきたわね、何かやっちゃいなさいよ、チェケラ~!」
アプーの音頭で、すっかり酔い潰れたマルクスとベッカムが机上に立つ。
ベッカム「おれ、脱ぐとすごいんだぞぉ!」
マルクス「かくいう僕もすごいんだぞぉ!」
と、二人とも何故か上着を脱ぎ出した。
キケロ「お、おい、お前ら!?
アレキサンダー「いかん、ああなったら、誰も止められねェ」
ケイミー「ここは、おでに任せて。二人が踊るんだったら、おでは歌います」
ケイミーが決してうまくはない歌を高らかに歌うが、マルクスとベッカムはますます調子に乗って、ついにはすべてを脱ぎ捨ててしまった。
キッド「なーんか面白くなってきたわね。結構かわいいわね、あの二人」
ホーキンズ「ええ、この会を開いてよかったわね。でも私たちの最良の結果はまだ訪れていないわよ」
キッド「どういうことなのよ、それは」
その時突然、巨大な恐竜が壁を突き破って現れた。
「ちょっとあんたたち、こういう面白い催しにこの私を誘わないなんてどういうつもりなの!?
その恐竜はすかさずアレキサンダーをつかみ上げる。
アレキサンダー「お、おれは喰ってもうまくはねェぞ、ほら、ヘビだし!」
キッド「やはり現れたわね、ドレーク。あんたのことだから招く必要もなかったからねえ」
ドレーク「何ですって!?
しかしさらに、巨大なケモノも乱入してきた。
ドレーク「むうう、あんたは麦わら組のチョッパーね!?
チョッパー「そういうあんたも何暴れてんのよ」
ドレーク「どうやらあんたと闘わなければならないわね。でもあんたは私には勝てないわ」
と、ドレークは部屋を後にする。
アレキサンダー「おい、ちょっと、誰か助けてくれ!!
チョッパー「あっ、待ちなさいよ!!
ドレークを追ってチョッパーも部屋を後にする。
キケロ「お、おい副会長がさらわれたって、どうすりゃいいんだ」
その時キケロの両脇にはカポネ、ウルージのオバハン先生が寄ってきた。
カポネ「せっかく盛り上がったから、あんたも付き合いなさいな」
ウルージ「おうおう、よく見りゃあんたいい男じゃないのよ」
キケロ「あ、ちょっと、おい、おれはただ頭数で付き合ってるだけだ」
カポネ「それならあんたも最後まで楽しみなさいな」
ウルージ「私らがリードするから。ボウヤはじっくり身を任せなさぁい」
カポネ「あ、なっ、そこは、あぁぁぁぁ・・・・・!!
とまあ今や執行部の良識派のキケロもあえなく落ちてしまった。
キララ「さて、だいぶ散らかったわね、まああの三人はほっといて、あらキッド、あんたたち何おしり出してんのよ」
見るとキッド、アプー、ホーキンズの三人は倒れたテーブルの一つに寄りかかるように膝を落としていた。テーブルをつかんだ手は手首から生えたもう一つの手につかまれ、さらに三人ともそのままの体勢で腰から生えた腕にスカートをすり落とされていた。
キッド「ちょっと、これ一体どういうことよ!?
ちょうど入口付近に通りがかりの、というより行き倒れのロビンがいた。ともかくキッドはロビンに問う。
ロビン「いや、これはもう一人のおれのいたずら、なんだよな。もっとも、彼女に言わせればこれも君たちがやりすぎたことのお仕置きって、ところだ・・・・・」
キッド「何よそれ、こういうのは聞いてないわよ、ホーキンズ」
ホーキンズ「こういうのはやっぱりこの女子会のシメってところかしら」
キッド「何よそれェェェェェ!!

さてその時、外庭で変身を解いたドレークが、すっかりのびていたチョッパーとアレキサンダーとともにたたずんでいた。
ドレーク「ようやくおとなしくなったわね、やはり10分たったら元にもどったのね」
チョッパー「ていうかあんた逃げてばっかじゃないのよ」
ドレーク「まあ私なりに結構楽しめたわよ」

一方、キケロはオバハン二人にはさまれ昇天し、またマルクスとベッカムはクラッチで成敗されてしまった。その隣でケイミーはパッパグとともに歌を歌い続けていた。

そして、キッドたち。三人はオリジナルのロビンのフラップを心行くまで味わったそうな。
アプー「ああ、私たちのおしりが奏でるこのビート、まさに最高よ、チェケラ~!!

最後にこの四人でシメとしましょう。
キッド(オリジナル)「おい、どういうことなんだよ、ホーキンズ」
ホーキンズ(オリジナル)「(鼻血を出しつつ)いや、これでも結構絵になっていて最良の結果になっているのだ」
キッド(オリジナル)「ふざけるなあ!!
キラー(オリジナル)「お、落ち着け、キッド!!
アプー(オリジナル)「(泣きながら)チェケラ~!!

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