ONE PIECEエピソード・オブ・ロビン(その3)
いままでのあらすじ
バルティゴへ向かう革命軍の船は、補給のためにとある島へと停泊する。その補給地にロビンも同行することとなり、途上とあるトリ~バロックワークスのアンラッキーズ~を見かけ、その補給地のNewスパーダーズカフェにて、かつてのバロックワークスのエージェントたちと再会する。
そんな中、エージェントのMr.5とミス・ダブルフィンガーことポーラが今に到るいきさつを語るのだった。
それはリトルガーデンにおいて、Mr.3が造ったロウの館にてミスGW、Mr.5、ミス・バレンタインの3人が潜伏生活を送っていた。そんなある日、いつものようにニュース・クーがリトルガーデンを訪れた。森の中からミスGWが現れ、
「新聞ちょうだい」とクーの新聞を受け取る。
「今日は何があるのかな」とGWは新聞に目を通しつつ、森の中へと戻るのだった。
「ただいまー」
ロウの館に同じく居残ったMr.5とミス・バレンタインが狩りから帰ってきた。そこには今日の新聞を読んでいたGWがいた。
「おっ、今日の新聞か。今日は何が書いてあるんだ」
「うん、これを見て」
と、二人に見えるように新聞を開く。
『バロックワークス社長にして王下七武海サー・クロコダイル、アラバスタ王国転覆並びに古代機密抵触の罪で、海軍本部のスモーカー大佐により、幹部数名とともに逮捕。それにより、バロックワークスは解散、クロコダイルは七武海の称号を剥奪されることとなり・・・・・』
「社長(ボス)が、海軍に捕まったって、ていうか、この人がボスなのか」
「私たちが知らない顔もあるわ」
「確かに知らねェことばかりだからなあ、うちの会社。しかしそれがなくなった今となっちゃあ」
「そうね、これでまた動けなくなったから、もうちょっとほとぼりを冷ましてって・・・・・」
5とバレンタインが話し合っている間に、GWは荷造りを始めていた。
「お、おい何してんだよGW」
「こんな時にどこ行こうっていうの」
「うん、これからボスを助けようと思って」
「まさか海軍の監獄に乗り込もうてんじゃねェだろうな」
「私たちの話を聞いてなかったの、今はうちらの残党狩りだって強くなってるはずなのよ。ここはもうちょっとおとなしくした方が」
「うん、大丈夫だよ」
「おいおい・・・・・!!」
そんな心配げな二人をよそに、GWは外へ出て、しばらくして出くわした翼竜を見かけ、呼び寄せてから、カラーズ・トラップ“友達の黄緑”を施す。
「お願い、背中に乗せてって」
トラップの効果からか、翼竜も快く応じるのだった。
つづく
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