今更ながらロード・オブ・ザ・リングについて語る・序
さてみなさん、今回はファンタジー映画の大作『ロード・オブ・ザ・リング』についてのさわりをひとつ述べたい。
そもそもこの作品は、イギリスの言語学者、J・R・R・トールキンが書いた『指輪物語』を原作に製作されたファンタジー映画である。
もともと古代ケルトの伝承と中世ヨーロッパ社会を融合させ今日のファンタジーの世界観が生まれてきたということで。言ってしまえば『ウィザードリィ』や『ドラクエ』果ては『ハリー=ポッター』も『指輪物語』から生まれた作品といっても過言ではないだろう。
物語は戦乱渦巻く異世界・中つ国にてホビットの青年プロドが魔王の指輪を封じるために様々な苦難の旅に出るといったものである。
さてプロドらホビット族は人間より一回り小さいので、その表現方法はかつてルーカス監督の『ウイロー』のように、あらかじめ“小さい人”で演じさせるでもなく、かといって特撮合成を用いるでもなく、何と“遠近法”を利用して“小ささ”を表現したものであった。
もちろん最近のCG技術も利用して迫力の戦闘や冒険シーンを描写してはいるけれど。
そしてこのシリーズの後に『ホビットの冒険』も最近映画化されたことは記憶に新しいところ。これらを含めて詳しいレビューもいずれ述べたいところだけど。
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