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いいクスリ、ワルいクスリ<本当は怖いドラえもん>

今回もまたお話の中のシチュエーションの一つ、とはいえこれもまたナンクセかもしれないけれど。
ともかく今回のお題、お話の中でのび太くんがひみつ道具でハメを外して、いらぬ苦労や災難を背負うオチになる。それをドラえもんが「いいクスリだ」と述べるくだりについて。
そのクスリについてひとまずの考察としたい。
まず結論から述べるに、これもお決まりのとんち話の方便であり、言ってしまえば「キミたちも・・・しないとこうなりますよ」といった見せしめといった類いのものでもある。
実際そのお話の上での“クスリ”が実際に効いたが、言い換えればお話の上での“教訓”が(ちゃんと読者に伝わるように)次回以降に活かせたか、たしかに完全に否定はしないのだが、やはり効果は薄かったと思う。
これも先の「きみのため」と同じく先のお話でズッコケてもまた次のお話でもハメを外す。といった具合でちゃんと伝わらなかったということで。つまりは1話ごとの描き捨てゆえの弊害かもしれない。
さておき話をクスリに戻して、教訓の観点からみれば『良薬は口に苦し』といった諺が当てはまる。
これは自分のためになることはえてして(ある程度の)苦労をするものだ、というのが定説となっているが、転じていかなる苦労や苦しみは自分のためになるだろうという意味合いにも読めてしまう。それはどちらも同じようでやはり違う。
まず前者について「自分にとっては何かを得た、即ちためになったことが、先の苦労や苦い思いがあってのことだったなあ」というのが正しい使い方であり、対して後者は「これだけ苦しい思いをしたんだ、これで少しは自分のためになるだろう」というのは必ずしも良い結果にはまだなってはいない。つまりは未だ結果は出ておらず憶測の域を過ぎてはいないといった具合である。つまりは苦い薬が毒薬や劇薬の類かもしれない。哀しいかなドラえもんのお話もまたある程度はこんなお話のオチだったなあとの思い込みを交え述べておきたい。
さらに言ってしまえば、最後災難にあって戒められるお話は「いいクスリ」で、いじめなどから仕返しをするお話やユメ冒険あふれるお話はそうではないと見なすわけにはやはりいかない。後者二つはクスリと呼ばないまでも、いわゆる栄養剤や精力剤(いわゆる元気の出るクスリみたいなもの)の類いであって、決してドクとは限らないはずだ。
とはいえその後者二つから前者のパターンに折れてから「いいクスリ」のオチになったことも編者自身も苦い思いで感じ入った、そういった釈然としなかったのもまた認めるわけなのだけれど。

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