クリエイターの執念とは(宮崎駿カントク編)
先月宮崎駿カントクがアニメ制作から身を引くというニュースが取り沙汰されたのはみなさんの記憶には新しいところ。
それに対しては様々な憶測が飛び交っていると思うけれど、ひとまずは編者の意見を稚筆ながら述べたい。
編者がとやかく述べるまでもなく宮崎カントクは、冒険とファンタジーの世界を、今や心の風景となった自然への想いを織り交ぜながら、映像作品に描き続けてきた。
最近では反戦等の政治的発言も物議を醸してきたけれど、そういうものはかつての『火垂るの墓』を除いてはそうそう作品上ではあまり表には出してはいなかったとは思う。
さておき今回の発言については、ただ単に描きたいネタが尽きたかもしれないしある程度寄る年波かもしれない。仮に描きたいものが残っていても、生半可な作品は出したくないのもまたカントクの心情だろう。
そのことを鑑みても、そう過剰に反応するのも野暮だと思うし、カントク自身これからのスタジオシブリにおいて何らかの影響を持ち続けるのは間違いない。
ともかく我々本当の意味でのアニメファンとして、これからもシブリにおいて胸を打つ作品を望むところである。
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