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今更ながらジブリレビュー:平成狸合戦ぽんぽこ

さてみなさん、今回のジブリレビューは、94年公開の『平成狸合戦ぽんぽこ』を編者のある程度の解釈をもとにお送りしたく思います。それでは、ごゆっくり。

時は高度経済成長も一段落した後の昭和後期、かつてタヌキたちが平和に暮らしていた山に、人間たちのいわゆるニュータウン開発の手が伸びる。
タヌキたちも自分たちの住み家を守るために、先祖伝来の変化の術で人間たちに立ち向かう。
ここに人間たちと変化術を駆使するタヌキ、ぽんぽこたちの生存をかけた戦いが幕を上げた。
はじめその変化に人間たちも翻弄されたが、時代が時代なだけに、追い払おうにもそうもいかない。中には力ずくでいこうとしたが、いかんせん多勢に無勢だった。
結局ぽんぽこたちの努力はむなしく、タウンの開発は完成しつつあった。だがぽんぽこたちも最後の力を振り絞り、在りし日の自然の姿を見せ、住人たちに残された自然を守っていこうという意識が芽生えさせた。
そして現在、残された自然で今もぽんぽこたちは細々と暮らしていて、一部は人間世界で溶け込んで暮らしているとか。
これもまた、ジブリの永遠のテーマである、自然と人間の有り様を、ぽんぽこたちの戦いを通じて描いたのだなとまずは述べ、その戦いの滑稽さも多少の悲壮も交えながら、そのユーモラスさからなかなかの娯楽たりえたのだとまとめたい。
最後ぽんぽこのメッセージもまた、自然はまだ残されているんだとの訴えも、あれから二十余年、いくらかは我々人類の心に残っているだろうとひとまずシメたい。

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