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どこにも行けないからダメなのか<本当は怖いドラえもん>

今回のコンセプトは「どこかへ行きたいけれど(何らかの理由で)どこにも行けない」というシチュエーションへの対応について述べたい。
例えばスネ夫あたりがどこかへ行こうと持ち掛けるも、のび太くんだけ仲間外れにされたり、野比家の家庭の事情でどこにも行けないなど、それらの困難を克服することからお話が始まるといったぐあいで。
その背景はやはり昭和40年前後から国民の生活が豊かになり休日にはレジャーや行楽に出かけるといったライフスタイルが確立した。事実作者の藤子F先生も元気なうちは結構いろんな所に旅行してきたものだ。
それに対し、野比家だけが取り残されているといった具合で、言ってしまえば、これものび太くんのダメの要素にさせられているだろう。そこで「そこをなんとかしよう」としてのお話が成立したのだが。

『行かない旅行の記念写真(インスタント旅行カメラ)』
その日もスネ夫の旅行自慢で盛り上がり、せっつかれたのび太くんは世界旅行に行ってきたと大見得を張り、ドラえもんを頼るも、あいにく道具はみんな故障中なので、やむなく『インスタント旅行カメラ』を使っての合成写真でごまかすことになったそうな。
~まずこのお話は「行けない」ことを前提に、合成写真でその場を切り抜けようとしたけれど。

『未来の町にただひとり』
ある夏休みの日、みんなが旅行に出かけて一人だけ取り残されたので、仕方なく未来の世界へ行こうとするも、未来の世界には人一人としていないではないか。しかも謎の宇宙生物が襲いかかって、駆け付けたセワシくんと一緒にそれらを撃退する。実は未来のインベーダーゲームで、実はセワシくん家も夏休みにどこにも行けずに一人でゲームに興じていたのだそうな。

~このお話でも、現在と未来の街中がガランとしているのはデフォルメだろうし、もし漫画のままなら都市社会全体が成り立たないということは次回以降に述べたいということで。
さておき現代で一人ぼっちならいっそ未来の世界に遊びに行こうとして、子孫のセワシくん家も何らかの事情で自分たちだけどこにも行けないというくだりがある。これものび太くんがしっかりしなければと言っているけれど、考えてみればそれも違うと思う。野比家の事情は主にパパやママの事情でもあるし、セワシくん家の場合は、ある程度歴史の改変はされてきたので幾分かは生活も楽になっているはずで、ここから先はセワシくん家の事情にもなるのだが。

ともあれこれらのお話をはじめ、それら「どこにも行けない」というシチュエーションも、お話のはじめのハードルとして克服はされ、もちろん大長編は別にしても、結構いろんな所に行けているのを挙げたい。
まして今にしてみれば休日や余暇の過ごし方について、今となっては旅行やレジャーなど何もどこかへ出かけるばかりがすべてでななくて、いろんな趣味や時には勉強や読者も有効な場合だってあるし、どうしても外に出たいなら近場の散策でも十分に楽しめることだってあると思うから。

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