守るべきもの<ガンダムAGEオリジナルエピソード>
さてみなさん、永らくお楽しみいただいたガンダムAGE青年フリット編のオリジナルも今回でひとまずの最終回を迎えることになりました。思えばテレビ放送分を未完成と断じ、自分なりに補完のエピソードを考えようと始めたこの企画ですが、何とか形となりました。これであとはキオ編の補完エピソードを、と行きたいことですが、これはいろいろと事情を考慮して、一応の反響次第ということでご了承ください。
ひとまずはこんなところで、それでは、ごゆっくり。
とその前に、これまで掲載したエピソードを紹介いたしましょう
ということでここから本編、それでは、改めてごゆっくり。
来襲した黒い機体。その感覚から敵もXラウンダー能力をもつものと察知。その危険性を熟知しているフリットは、僚機に作戦の遂行に対する護衛を任せ、自らはその機体に立ち向かう。
敵の遠距離砲を何とかかいくぐり、その敵に取り付いて何とか無力化にこぎつける。
そこに戦艦のハッキングに成功したという報せがもたらされ、はたして戦艦の同士討ちによって敵艦を全滅に成功する。
一方の敵のパイロット、ドール=フロストも撤退を余儀なくされる。彼が活躍を得るには、今一時置かねばならなかった。
ともかくもこの戦闘はフリットたち連邦の勝利に帰することができた。しかしフリットは一抹の懸念をぬぐえずにいた。
帰還したフリットは、エミリーのもとへと向かう、まずは負傷者の手当てを手伝い、それがひと段落ついた後で二人きりになる機会を得た。ここにきてフリットは、これからのこと、今まで戦ってきた自分は守るものがもう一つできたと告げる。エミリーにはその一言で十分だった。
かくして、後にアーシュランス戦役と名付けられたこの戦いにおいて、たった一部隊で4隻の巨大戦艦を撃退し、基地を守りきったフリットは、異例の三階級特進を果たし、軍幹部の一人として席を置くこととなった。その後も当面はパイロットとして活躍をすることになるのだが。
それから数ヶ月後、フリットとエミリーの結婚式が行われ、友人縁者がこぞって祝福した。
一方軍刑務所では、一人の男が看守から一つの情報を入手していた。
さらに1年後、フリットとエミリーとの間に一人の男の子が産まれた。フリットはその赤ん坊に万感の想いを込めて『アセム』と名付けるのだった。
そんなわけでの本編のシメですが。最後に小ネタとこれからの進展を述べることといたしましょう。
まずは小ネタから。オリジナルに登場したサブキャラの声(イメージ)
エイナス中佐(ナトーラの祖父に当たる人物):速水奨さん
ボヤージの娘(ラクトの婚約者):岡本麻弥さん
子供時代のロディ:釘宮理恵さん
子供時代のアルグレアス:桑島法子さん
ちなみに父親の提督役が子安さんということで。
次にこれからの進展にて重要な事項をば。
・いくらかの新キャラと、フリット、アセム編からのキャラも特にキオ編以降の登場の機会が得られれば。
・原作で使い捨てられたキャラ(たとえばレニやセリック、ゼハートなど)が最後まで生き残る展開を考えられるか。
・あと最重要な事項として、完全版における最終回のエピソードはすでに完成しております。
ひとまずこんなところでしょう。それでは半年の間お楽しみいただいたこのシリーズにひとまずのシメといたします。本当にありがとうございます。
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