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今更ながらマーズ・アタック!について語る

さてみなさん、今回は個人的な映画レビューということで、90年代の迷作にして名作たる『マーズ・アタック!』のレビューを述べたく思います。それでは、ごゆっくり。

突如地球に来訪した火星人の一団にジャック=ニコルソン扮する大統領を中心に地球側もコンタクトを取ろうとするも、結局全面戦争に陥り、地球はあわや壊滅寸前まで追い込められる。
しかし主人公のおばあちゃんがたまたま聴いていたウエスタンソングの共鳴により宇宙人は全滅し、地球は救われたそうな。

とまあ簡単あらすじとしたものですが、この映画はとどのつまり拙いB級映画の類いだけれども、エンターテイメントとしてはノリがよく、結構人気を博した作品であった。
とどのつまり同時期に公開された、これは本当の名作となった『インデペンデンスデイ』と同じく、一昔前に公開された『宇宙戦争』のオマージュみたいなものだけど、その『宇宙戦争』も後にリニューアル映画化されたものなのですが。
今回敵役となった火星人は知能や感情は地球人なみだが、理性や感性などは大きくかけ離れている。攻撃をかけるにしても人間を骨まで溶かす怪光線などのグロ描写に描かれたように、結構チャイルディッシユな残酷さで攻め込んでいる。まあ残忍性、凶悪性よりも滑稽さが先行していた感がある。
そのあと捕まえた地球人を調べるためいろいろと解剖するのもやはりただのおもちゃ遊びのレベルの感も強い。首だけでも生きながらえさせるサイバネティック技術もさることながら、人間とチワワの首を挿げ替えるというのはやはり悪趣味だった。それに対して地球人側の彼らとのコンタクトの取り方も今となってはある低緯度のいかがわしさだったし、結局それらは結局そのアメリカンカートゥーンの典型的な話の流れ方とも受け止められるのだが。
ついでに何でゴジラ(の映画)なんだといいたいが。まあ一応日本も攻撃を受けたようなのだけど、諸般の事情でこのシーンに置き換えられたとか。
あと地球側も火星人迎撃のために一同が結集したというわけではなく、大統領をはじめ元プロボクサーのバイロン、火星人の破壊光線銃を奪って戦ったバイロンの二人の子供たち、そして主人公とおばあちゃん、あえていうならばそれぞれ勝手に戦っていた。
中でもバイロンと共にしたトム=ジョーンズは脱出用の飛行機を操縦せんとした際、おばあちゃんのウエスタンソングが流れたラジオを操縦に専念するべく、あと囮になったバイロンを気にしつつあっさり切ってしまったが、おかげでバイロンの見せ場もできたのだけれど。
これらの事項もまた賛否別れるところだが、ともかく先述の『インデペンデンスデイ』や後の『宇宙戦争』とは別の意味でのいくらかの味とも受け止められ、今となってはひとかどの娯楽作品と認知されているのだがどうだろう。

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