ひみつ道具大作戦反省会(その3)
さてみなさん、今回もまたひみつ道具大作戦のエントリーを手前勝手ながらもレビューさせていただきましたが。今回は小学館児童向け各雑誌からのノミネートをお送りいたします。
とはいえ、今回は本当に幼いお子様が考えてくれた作品なだけに編者としてもやはり勝手が違うということで、まずは編者自身子供目線で拝見し、その上で大人の意見をあえて交えての批評をお送りしたいと思いますが。
これもまた、40年近いドラえもんの歴史における編者自身の苦いも甘いもを交えての思い出を込めてのことですので、まずはお断りをさせていただきます。
とまあ、前置きは長くなしましたが、それでは、ごゆっくり。
勝つラ(コロコロコミックからのエントリー):何かの勝負に勝つことを、後にハゲになる道具だけど、ある意味初めから負けるための道具というのが“勝つラ”というのは皮肉のスパイスが効いて面白いけれど。
おはなしリボン(ぷっちぐみからのエントリー):ぬいぐるみやお人形をいわゆるロボット化して一緒に遊ぶ、こういうのはいかにも女の子だろうけれど。ここは素直にお話が出来ればいいのだけれど。
スーパーヒーローカメラ(てれびくんからのエントリー):このカメラでみんながスーパーヒーローになって活躍をする。とはいえ5分という制約が日常においての足かせとなるかもしれないけれど。
きんきらまんげきょうらいと(めばえからのエントリー):雨雲に光を当てていろんな色の雨を降らせる。それをひねって実際に降った後を着色させるというイジワルも、大人の意見として考えられたのだけれど。
とんかちハウス(幼稚園からのエントリー):地面をたたいて小さなハウスを生やしてちょっとした隠れ家にするというのは大人ならずの願望でもあるけれど。ここで今一つ大人の意見。ハウスを生やすのはいいけれど、場所を考えないとやはり近所迷惑になるかもしれないかも。
おたからのつり(小学一年生からのエントリー):任意の(どこか適当な)場所でその道具を使うと、そこからお宝が釣れる道具だけど、そのお宝をもとに冒険やら発見を楽しめればいいお話になるとは思うけれど。
新幹線シューズとスーツ(小学二年生からのエントリー):このシューズとスーツを使って新幹線の速さで動くことが出来る。これでいろいろな場面で活躍が出来るけれど、もちろんその速さによって不便なこともあるかもしれないのだけれど。
というわけでひとまずはナンクセにならずに批評できたつもりなのだけれども。やはり編者としても言葉足らずなところもあることでしょうから、その点に関してはまたご容赦ください。
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