インチキ科学と呼ばないで:明日に向かってとにかく走れ<本当は怖いドラえもん>
さて健康のための第一歩は、まさに自らの足で歩いたり走ったりするのが定番なのだけれど。それについてのお話について、少し述べたいと思う。
『のび太が九州まで走った!!』(ルームマラソン)
ある日パパが買ってきたルームランナーという健康機器を、初めは珍しがって先を争って使っていたけれど、3日もたてばみんな飽きてしまった。やはり1か所で足踏みをするのはつまらないということで、それならばとドラえもんは『未来のルームマラソン』を出す。
これは足踏みすれば周りの景色も流れるものであった。
この道具で九州まで行こうということで、紆余曲折の末に九州まで完走し、ひとまずの満足を得たのび太くんだったが、翌日の体育に時間にてつい走り方を忘れ足踏みをするのみとなったそうな。
~さてこの御話で挙げられたルームランナー、30年ほど前に発売されたもので足を踏んだ回数で歩数を測るといったもので、要するに足踏み健康法の機器でもある。
未来の機器では周りの景色も流れるということはいい着眼で、雨天で外に出られない時には大いに重宝するものだろうけど、そもそもルームランナー自体が家でジョギングや散歩をするようなものでもあったから。
これは当時、交通事情の関係からうかつに外に出られないし、まして散歩やジョギングもままならないといった事情もあったりもする、ということだろうか。
さておき室内のジョギング機器ならば、今ならランニングマシーンといったところ。これは確かコミック11巻の付録コーナーにて未来の世界のマラソンベルトそのもので、今の技術なら室内用にコンパクトにまとまり、ある程度の手ごろな価格で手に入れられるものである。ともかくこの方が現代の主流となったとうことで。
それでも、足踏みも有効な健康法というのには変わりはなく、お話のオチそのものは編者としても気に入っているけれど。
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