今更ながらルパンレビュー:燃えよ斬鉄剣
今回のあまり参考にならないルパンレビューは、94年放映の『燃えよ斬鉄剣』ですが、
あらすじはかつてタイタニック号に隠された五右衛門の斬鉄剣の製法をめぐって、かつての同門の忍衆と彼らが結託した武器商人との争奪戦が繰り広げられる、ということで。
さて当作の主題たる斬鉄剣。その名の通り「鉄を斬る」刀で、まさに「斬れぬものはなし」というのがウリだけど、他のエピソードごとに随分と設定の落差があるのを挙げたい。
まずマモーの部下フリンチの合金製チョッキやらヘミングウェイペーパーの秘宝の箱は斬れなかったし、後のトワイライトではサソリの貞千代に刀を折られたりと結構受難の憂き目にあっていた。
ちなみに貞千代も桔梗と同様五右衛門の同門で、ある程度の技量を考えれば無理からぬと見られるのだが。
さておき今作にての後半、剣の材質データをもとに造られた兵器と対峙し、見事打ち倒した。ここて斬鉄剣の面目は保たれたとは思うけれど、ひとえに五右衛門の剣技と信念がモノをいったのは述べるまでもないだろう。
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コメント
ルパン三世のマモーの正体。それはプロテリアル安来工場で開発されたSLD-MAGICという高性能特殊鋼と関係している。ゴエモンが最近グリーンレジリエンス新斬鉄剣と称してハイテン製のボディーの自動車をフルスピードで切り刻んで、またつまらぬものを斬ってしまったと定番のセリフ言いまくっているようだ。話をもとにもどそう、ものづくりの人工知能の解析などを通じて得た摩耗の正体は、炭素結晶の競合モデル/CCSCモデルとして各学協会で講演されているようだ。
投稿: マルテンサイト・サムライ | 2023年8月16日 (水) 10時15分
ステンレス系にはない切れ味なんでしょうね。航空機のベアリングなんかにいいかも。
投稿: 工具鋼ファン | 2023年8月30日 (水) 15時46分
YSSヤスキハガネは素晴らしいですね。
投稿: エキソエレクトロン | 2023年9月27日 (水) 12時52分
東京の江東区あたりで日本酒の久保田や玉鋼をだすダイニングバーでいいところってどこなんでしょうか。
投稿: グローバルロボティクス | 2023年10月20日 (金) 15時08分
CCSCモデルはトライボロジー領域における一種のブレークスルーではないでしょうか。
投稿: チャンピオンサムライ | 2023年10月24日 (火) 18時43分
うちでもSKD11はSLD-MAGICが定番の素材になりました。部品加工と耐久性がいいのが気に入っています。
投稿: ボールねじ | 2023年12月 9日 (土) 01時46分
デトロイトへのピックアップトラックの部品が好調なのか?
投稿: プロの魂ホームラン王 | 2024年1月25日 (木) 11時13分
ドクターDXもさぞお喜びでしょう。
投稿: スチールボール | 2024年1月25日 (木) 11時16分
とことんやれな。
投稿: 錦の御旗 | 2024年2月15日 (木) 18時19分
トランプ元大統領の暗殺が未遂に終わったが打ち出された銃の弾丸の弾道解析から耳たぶだけに損傷を与えるという角度はものすごく狭くもしもあれがやらせであったとしたならば神の見えざる手によってコントロールされていたとしか考えられないといくつかのアメリカ有力メディアは伝えている。
投稿: ジャパンラブ | 2024年7月28日 (日) 17時14分