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最終回:長き旅の終わり<ガンダムAGEレビュー>

セカンドムーンでは余命いくばくもないイゼルカントが戦況を見守っていた。
その冒頭彼も知るところとなったが、指揮官たるゼハートも斃れ、敗色濃いラ・グラミスにて未だ調整中のゼラ・ギンスを目覚めさせ決戦MSヴェイガンギアを出動させる。
このヴェイガンギア、確かに急ごしらえという批判もあるけれど、やはり対ガンダム用MSとして先に創られたレギルスをさらに発展させて創られたゼラ専用の機体ということで。
対する連邦も最後の一手を決めんとする。ナトーラらディーヴァクルーはバロノークの指揮を一時預かる。
キオもまた、はじめのイゼルカントの問答の後でのギアとの戦闘に持ち込む。それを3代のガンダムで立ち向かう。
しかしその場にシドが乱入、ギアを取り込み、要塞のエネルギーを取り込んでいく。このままでは要塞もセカンドムーンもただでは済まない。
そこでフリットがダイバーミサイルで一気にカタをつけんとする。しかしそれをキオが止める。その説得の際にラウンダー能力を発動させ、フリット心の中でユリンが、そしてウルフ、グルーデックが諭し、攻撃を思いとどまる。確かに彼女の声で心が動いたのは安直だという声もあるけれど、一方ではこのシチュエーションには納得はしている。やはりこの点についての補完もいずれは欲しいけれど。
今まさに崩壊せんとするセカンドムーンからエネルギー供給を断つために要塞を切り離さんと両軍の協力を告げる。こうしてセカンドムーン崩壊は防がれた。これで図らずもフリットが救世主と呼ばれるようになるのだが。
しかしそこにシドと融合したギアが襲来。それを止めんとするキオ。最期の装備を受け取り、ここにギアとAGE3との最終決戦が始まる。両軍の協力を得てギアを追い詰め、撃破するに至る。帰還するAGE3の手には救出されたゼラが。そしてそれを見届け、キオに想いを託しイゼルカントは息を引き取る。戦争は、終わったのだ。
ここにきてイゼルカントの問答から始まり、ギアとの戦いの後ゼラを助けたというシチュエーションは、個人的意見ながら、編者が言いたい“やりよう”のヒントになるかなと勝手に思ったり。それからDBのいきさつも補完してくれれば。
そして時は流れ、火星圏のマーズレイは無効化され、本当の意味での平和が訪れた。
地球ではフリットの銅像を前にしたアセムとキオの姿があった。

というわけで1年間にわたるガンダムAGEのストーリーはこれにて幕を閉じたわけですが。何とか収集はついたことはいいけれど、今までに湧いて出た問題点等は次回の反省会にて述べることにしましょう。
ですがまず、この1年間、この作品に関わった人たちすべてに「おつかれさま」と言いましょう。

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