今更ながらシュヴァルツシルトについて語る
さてみなさん、今回あまり参考にならないゲームレビューということで、懐かしの宇宙シミュレーションゲーム『シュヴァルツシルト』を遅筆ながらお送りいたします。それでは、ごゆっくり。
そもそもシュヴァルツシルトとは、工画堂スタジオが手掛けた、宇宙を舞台に製作された戦略シミュレーションゲームである。
ストーリーは人類が宇宙に進出した遠い未来、一旦は平定された銀河に再び混乱が起き、その平定と再統一のため、多くの英雄が現れる。という意訳交じりで述べるにして。
ゲーム概要としてまず戦略シミュレーションの形に、ある程度のシナリオを織り交ぜた進行となっていて、確かに一本道の進行であるけれど、各シナリオごとの星間国家との戦争や政治的駆け引きなどがストーリーに華を添えていて、これもまた結構楽しめるとは思う。
また首尾よく国家群を平定したかと思えば、突如異星人の生物兵器が来襲し、その強大な敵に立ち向かうべく太古の昔に失われたテクノロジーを駆使した超兵器で立ち向かう、という展開にもつれ込むのもある程度のお約束ということで。
さらに挙げたいのはシリーズ展開について本編外伝の区別があいまいで、むしろ外伝の方にウェイトを置いている感さえある。
あと問題にすべきは、パソコン中心にしたメディア展開のみだったのと、ストーリー関連で、ある程度平定された銀河宇宙も、残るは異星人国家やらロストテクノロジーを管理する存在との対峙や、挙句勇者同士の争いやらがが残っているといったところで一時中断を余儀なくされたのがこれもまたイタい。工画堂さんの他作品のゲームはひとまずつづいているというのにこの開きがやはり惜しいと思うのは編者のみではないはず。
ともかくも今までのシリーズのコンシューマー化を含めてある程度の続編も編者としても期待はしたいのだが。
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