エピソード7:俺たちの学校は俺たちで守る(後編)<namco×CAPCOM・SNK>
今までのあらすじ
謎の刺客、霧島九郎、シャモアンたち爆田軍団、ブルースら鉄拳衆に合わせ、幻想界の刺客レオリナの猛攻に立ち向かう恭介たち学園連合、そこに飛鳥たちと修行から帰ってきたバツが救援に駆け付け、何とか敵を退けることが出来たのだが。
一方で飛鳥の目の前に、謎の女が飛鳥の内なる力を呼び覚まそうとするが。
・インターミッション、太陽学園内
ロイ「ところでミスター英雄、あなたがたを追って来たというマペットたち、先に行方不明になったという事情と何か関係があるんですか」
英雄「うむ、先の事件にてわたしたちも多くの人々とともに解決にあたっていたのですが、ひと段落の後に今後の対策について会合を行っていた時のことです」
・回想:魔界、マキシモフ城
先の戦乱に関与した者たちが集まり、今後の対策を話し合っていたその時、
リュウ「う、なんだ、あれは・・・・・」
フェリシア「魔界に光が、差し込んでくる」
ワルキューレ「まさか、これは・・・・・」
デミトリ「どういうことだ、この光は、まさか」
ワルキューレ「ええ、間違いありません。この光は、神々の父、アヌ・・・・・」
モリガン「あらあら、どうしましょう、確かに神々の掟を破ったことのペナルティってとこかしら」
ワルキューレ「いえ、私たちの行いはイシター様の了承を得ているはず」
デミトリ「いずれにせよ、巻き添えは御免こうむる」
ワルキューレ「ええ、分かっています・・・アヌよ、こたびの争乱は貴方にも理解していただけるはず。それでも責があるのならば、この私を・・・・・」
光の柱はますます強くなっていく。
ワルキューレ「そんな、まさかイシター様までも・・・・・」
モリガン「罰せられたというのね、あらら・・・・・」
デミトリ「くう、忌々しい、この事態のために我らは戦ってきたというのか」
ギルガメス「いや、むしろこれは始まりなのか、もう一つの、争乱の」
そうこうとしているうちに、城は異空間へと隔離されていく。
英雄「何と、こんなところで城ごと幽閉されていくというのですか」
スタン「いや、むしろ、封印されるということか、でも、今からでも遅くはないか。英雄さん、すぐにここを離れて・・・・・!」
スタンとルーティ、英雄たちを押しのけ、空間の渦へと送りこむ。
英雄「・・・スタン君!」
スタン「伝えて下さい、この事態を、来るべき次の異変と争乱を」
一方KINGも、アーマーによって渦へと押し込まれる。
KING『師匠!』
アーマー『願わくばお前も物質界に戻れ、そしてお前の同志に伝えるんだ』
フェリシア「ついでにガロンたちにも伝えてね、ロッキーの山奥で暮らしているから」
こうして何人かが城を離れていき、城は異空間へと封印されていく。
恭介「いや、にわかには信じがたいですが、先生には二言なしといいますから・・・・・」
エッジ「マジかよ、あんなヌイグルミ野郎があちらではウジャウジャいるのかよ」
ロイ「それよりも神の災厄というのが一番厄介だな。それに立ち向かう僕たちが悪に仕立て上げられるか」
ボーマン「いや、こたびの仕儀はあまりに理不尽。神といえど糺さねばなりません」
バツ「まあ神はともかく、たくさんの面倒なことに立ち向かわなきゃいけねえ。すまねえがあんた、まずそれについて力貸してくれないか」
シャオユウ「うん、多分あそこには仁も囚われているから・・・・・」
飛鳥「それにあの黒い女、うちに何したかそれを確かめなあかん」
リリ「そうですわね、あのままやられっぱなしではまさに腹の虫がおさまりませんわ」
シャオユウ「とにかく、三島財閥に何かが隠されているだろうから、まずはそこを訪ねよう」
英雄「うむ、仕方がありませんね。ひとまずは案内を頼みますよ、シャオユウさん」
飛鳥(でも、あの女、デビルって言うたよな、あれと関係あるんかいな?)
・三島財閥ビル、社長室
ベッティ「失態ですね、ドゥイーブ」
ドゥイーブ「ウ、キキッ(そう言うなよ、ベッティ)。キキィ~(取引そのものは成功したんだんだからよ)」
ベッティ「ハイデルンたちの始末には失敗した、それを失態といわず何とします」
リー「まあ、いいではないかね、ミズ・ドー。彼らの戦闘データは入手した。当面は泳がせてもいいだろう。ふむ、来たかね爆田博士」
爆田「ふむ、一通りの研究がうまくいき、わしの子供たちも多く蘇りつつある」
チン「これもわたくしめの微力があってのことですかな、わが師よ」
爆田「うむ、お主の紹介で任せたのだが。やはり無駄に失いすぎたのう」
ドゥイーブ「キキャッ(そういうなよ、爺さん)。キッキィ~(一緒にいたアイドル娘たちのデータも取ってきたんだ)」
忍者小僧「それに、先にあいつらが対した魔界の者とやらのデータも取ってきました。特に頭目の女悪魔は念入りに。おかげで龍の頭の奴に食べられかけましたが」
忍者小僧が渡したデータから、サッカバスの姿が映し出される。
チン、爆田「お、おぉーっ!」
ドゥイーブ「ナイスバディだな」
リー「まさに、ファンタスティック」
ベッティ、軽く咳払いをしてこの場を収める。
リー「とにかく、アンナを追ってギースの使者が訪れてくる。彼らの出迎えもしなければな」
ベッティ「ええ、抜かりはありません」
イヴ「あら、結構スタイルいい娘じゃない」
ベッティ「あなたもお遊びが過ぎたようね」
イヴ「増援を運ぶだけじゃつまらないからね。で、お客さんはあの子たちが迎えるのね」
ベッティ「ええ、そういえば、Mr.リー、あの子たちの他に凄腕のハンターを雇ったというけれど」
リー「ああ、対ダークストーカーの要員として迎え入れていたが。彼女の他にも、必要なら我がエージェントも差し向けようかな」
チン「そういえば、彼の地にはあ奴が逃げ込んでいるという。リー殿、お主のエージェントで力自慢はいるかね、確かマードックとやらか」
リー「ふむ、そちらもさし向けよう。まずすべてはわたしの掌の中で動く、ひとまずは、な・・・・・」
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