エピソード7:俺たちの学校は俺たちで守る・前編<namco×CAPCOM・SNK>
さてみなさん、今回のナムカプケイは再び物質界に戻りジャスティス学園系のキャラクターたちが活躍するストーリーです。
前作の争乱より戻ってきた英雄たちにより新たなる争乱の予感を告げられた恭介たちが、それらに立ち向かういきさつをここにお送りいたします。
そういうことで、それでは、ごゆっくり。
・インターミッション・太陽学園
「物質界・太陽学園
ここ最近の騒乱に彼らもまた巻き込まれていた。
はじめは友邦のジャスティス学園教諭、島津英雄と保険医、水無月響子が行方不明となったと思えば最近になって帰還。
これからの危機を友邦各校に伝えんとした矢先、今度は太陽学園のエース、一文字伐が修行の旅に出たきり行方が分らなかった。
当然のごとく五輪、外道、聖純、パシフィックの友邦各校もまたその対策に追われていた。そして太陽学園にて異変は再び起きようとしていた」
・太陽学園教室内
ひなた「あれから1か月、まだバツから連絡は取れないの」
恭介「ああ、心当たりはみんな尋ねたんだが一向にね。こんな大変な時というのにな」
英雄「失礼します、バツ君はいるかね」
ひなた「ああ、英雄先生」
恭介「そちらにも連絡はないのですか」
響子「ええ、残念ながら」
・そこにエッジとあきらが現れる。
エッジ「おい、バツはいるか」
英雄「む、山田栄二くん、一体何の用かね」
あきら「どうやらまだいないようね」
響子「どうやらあなたたちのところでも何かあったようね」
エッジ「あ、いえ、俺らは総長の言い付けでおとなしくするように言われたんすけど。まあそこで他の学校の様子を調べようかなって、ハイ」
ひなた「でも、本当にどこに行ったんだろう、バツ・・・・・」
・あきらが外の様子に何かを気付く。
あきら「待ってひなた、表にいるのって、まさか」
ひなた「ああっ、バツ、やっと帰ってきたのね」
英雄「ともかく、皆さん急ぎましょう。いろいろ聞きたいことがあります」
エッジ「・・・・・」
・所変わって学園外。3人の少女が何やら言い争っていた。
リリ「まったく不愉快極まりませんわ、よりによってこの女と行動をともにしようとは」
飛鳥「そりゃこっちのセリフや、何でおまえなんかと組まなあかんねん」
シャオユウ「まあまあ二人とも、仁を探すため二人の力が必要なの。ほら、ジュリアさんを頼ろうにも今アメリカにいるし。ファランもベク先生と修行に出てるし、あとポールさんは・・・・・」
飛鳥「ああ、分かった分かった、他ならぬシャオユウの頼みや。それに仁はうちも探しとるんや。まったくあいつ、出会ったらぎょうさん文句言わなあかん。それから一発いてこましてから・・・・・」
リリ「それから三島には私も一言言わなければいけませんわね。お父様も迷惑をこうむっておりますゆえ・・・おや、噂をすれば」
シャオユウ「あれは、確か鉄拳衆の人、それから鉄カブトの、人?」
飛鳥「いずれにせよ何か分かるから、後つけよか」
シャオユウ「了解」
リリ「仕方がないですわね」
・再び太陽学園。表に出た恭介たちは、バツらしき男と対面するひなたたち。
ひなた「バツ!」
恭介「バツ、今までどこへ行っていたんだ」
バツ?「・・・ああ、ひなたと恭介か・・・・・」
英雄「バツ君、学園長も心配していましたよ。何があったのかね」
バツ?「いや、大したことじゃない。みんなには一つ協力をしてほしいんだ」
あきら「協力、一体どういうこと、って、エッジ」
・エッジ、一団から一歩歩み寄る。
エッジ「ちょっとお取り込み中すまねえが・・・・・」
バツ?「・・・・・」
エッジ「・・・誰だ、てめえ・・・・・」
ひなた「ええっ!」
英雄「何を言っているのかね、山田栄二くん」
エッジ「ハッ、しばらく会ってねえんで忘れちまったかぁ、あのバツには熱く煮えたぎっている血を感じたか、こいつにゃ腐った血の匂いしか感じねえ」
恭介「言われてみれば、たしかにそうだ。先ほどからのイヤな気は、やはり彼から感じられる。何故バツを騙るかは知らないが、君は一体何者なんだ」
ヴァツ「く、く、まさかこんなザコに見破られるとはな。いずれにせよお前たちには力ずくでも我が手足として動いてもらう」
・ヴァツの両脇に霧島ゆりか、軽井沢ももが現れる。
あきら「ああっ、ゆりかさん、一体どうして」
ひなた「それに五輪高校のももちゃんまで」
ヴァツ「ふふふ、こいつらも我が手駒として動いている。少々手荒になるが、ゆっくりと堕としてやろう」
英雄「何をするのかね、バツ君、むう、ここは対するしかありません」
エッジ「とにかく、こいつらを締め上げれば分かるぜ」
英雄「待ちたまえ、勝手な行動は危険だ」
エッジ「うっせえな、俺に指図すんなよ」
響子「エッジ君、ここはみんなで力を合わせましょう」
エッジ「お、おす・・・・・」
響子「なるべく集まって闘うのがいいわよ」
MAP・太陽学園校庭
・ひなたは恭介に、エッジはあきらに、響子は英雄にそれぞれ参入する。
・敵キャラクター紹介
霧島罰(ジャスティス学園シリーズ):通称ヴァツ。バツの姿に似せているが。
霧島ゆりか(ジャスティス学園シリーズ):霧島家二女。偏執的な父に反発して母とともに暮らしていたが。
軽井沢もも(ジャスティス学園シリーズ):軽井沢家のお嬢様。お嬢様テニスを駆使して闘う。
・プレイヤー、ヴァツ、ゆりか、もものうち一人を撃破後。
ヴァツ「クッ、我らがてこずるとは、だがそうこなくてはな」
・ヴァツ、霧島九郎に変身。ゆりか、ももが倒された場合は復活、全員体力が全快する。
英雄「何と、君は霧島九郎くん、君までもが、どうして」
・もも、ゆりか、九郎に参入する。
・九郎チーム全体が後方に移動する。
九郎「ふふ、我らの目的のために今までジャスティス学園に潜伏していたが、ここらで潮時のようだ。ここで貴様らを始末してくれる」
シャモアン(シルエット・???表記)「待て、勝手な行動は困るな」
・シャモアンたちワルデモン軍団とアトラン大王たち爆田軍団が現れる。
九郎「くっ、貴様ら、何故邪魔をする」
シャモアン「これもスポンサーの意向というものだ、しかしこうなった以上はひとつもんでみるか」
ひなた「あれって、ワルデモンの怪人の・・・・・」
英雄「それに、爆田博士のアンドロイドもですか」
大王「ぐふふ、ワシらを見知っているとは重畳だわい」
恭介「それに、スポンサーがどうとか言っていたが、まさか」
響子「ええ、平八さん不在で財閥が乗っ取られていると学長から聞きましたわ。平八さんは彼の地で未だ捕われているかも」
恭介「いずれにしても、闘えば分かるか」
・敵キャラクター紹介(その2)
霧島九郎(ジャスティス学園シリーズ):霧島家長男にして末っ子だが、父の影響から偏執的な性格となっている。
シャモアン(ワンダーモモ):ワルデモンの怪人でカポエラ使い手。もとは達人のもとで修行していたが後に破門されてしまう。
アトラン大王(ベラボーマン):爆田博士配下のアンドロイド。海底軍団を統括する。
他にもワルデモン怪人、爆田アンドロイド軍団も登場する。
・プレイヤー、敵を8体以下に減らすと増援が現れる。
ブルース「やはりてこずっていたか、まあ、試験稼働ということなら結構楽しめるか」
ひなた「また変なのが来た」
あきら「まさか三島財閥の関係者ね、一体何が目的なの」
ブルース「なに、こいつらと闘ってもらうだけだ。このコンボットのデータ収集のためにな」
英雄「くっ、なんてことを」
恭介「みんな、何としてもこいつらを食い止めるんだ」
・敵キャラクター紹介(その3)
ブルース=アービン(鉄拳シリーズ):李超狼の配下として鉄拳衆を指揮する。ムエタイの使い手。
コンボット(鉄拳シリーズ):リー所有の企業製作の格闘兵器ロボット。
・ブルースたち出現直後にザキと岩、五輪、パシフィックチームが現れる。
ザキ「どうやら間に合ったようだねえ」
岩「楽しくやってるようじゃのう。
ロベルト「何やら騒がしいことになっているな」
将馬「おう、面白いことになってるじゃないか」
夏「ひなた、あきら、怪我はない」
ひなた「あっ、夏さん、それにみんなも」
ロイ「まったく、相変わらず騒がしいやつらだ」
ティファニー「でも、お祭り騒ぎで楽しそうね」
ボーマン「いずれにしても、友の危機は捨ててはおけない」
・岩、ザキに参入、ロベルトと夏は将馬に参入、ティファニーとボーマンはロイに参入し味方陣営へ移動する。
・敵陣営にゆりかが健在時
ザキ「何だ、あれはゆりかじゃないか、一体どういうことだ」
あきら「話せば長くなるけど、兄貴の懸念が形になったってことなのよ」
・敵陣営にももが健在時
将馬「おい、もも、なんでお前がこんなところに」
もも「うーん、今まで黙ってたけど、あたしこちら側の人間だったの」
恭介「まあ、思うとこあるが、今は彼らを退けるしかない」
ロイ「そうだな、あとはバツを待つだけだな」
ひなた「バツ、早く来て・・・・・」
To be continued
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