それにつけてもおカネの欲しさよ:しわよせの代償・改訂<本当は怖いドラえもん>
今回のお話は、おカネにまつわる社会、いわゆる貨幣経済について述べたい。
『お金のいらない世界』
ある日、どうしてもほしいラジコンを買おうとするもやはりおカネが足りない。
そこで『もしもボックス』にておカネのいらない世界にすればと世界を変えていった。
試しにラジコンを買おうとしたが、なんと商品とともにおカネも渡されたのだ。
そのことをママに告げると「また無駄もらいしたのね」と叱りつける。すると押し入れの中に大量の札束が詰まってあり仰天する。
実はおカネのいらない世界というよりも、おカネがたくさんあってはいけない世界だったのだ。
その後ものび太くんはいろいろ面倒事に巻き込まれ、さらに大量のおカネを受け取ることになる。こんな世界では気が狂いそうだということで、もとの世界に戻したそうな。
~まあこのお話についてもうちょっと論理的に述べるならばここの世界でのおカネはいわば借用書みたいなもので、モノを買ったりするときに強制的に借金をするという寸法でもある。
まあそう考えれば理にかなっている、ともいえるけど。
このお話では安易にモノを買おうとして、世界を変えたしわ寄せが一気に災難として降りかかった、ということになるのだけれども。
その『もしもボックス』を使っての災難を受けたという話はやはり少なくない。
例えば自分のお年玉はそのままで、物価を極端に下げた結果、事実上のおカネ持ちになったのび太くんは誘拐犯たちに狙われそうになったりもして、
あと論旨に外れるけれど先の居眠りの話やら、極めつけの魔界大冒険にて魔法の世界にして魔界という得体の知れないものを呼び寄せたりもした。
さておき結論を述べるに、このお話にては、おカネにまつわる社会すなわち貨幣経済社会において、おカネの有り難みを素直に感じ取っていこう、といったところか。
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