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のび太のジゴクめぐり(その1)<ドラえもん創作ネタ小説>

さてみなさん、今回新年企画ということでドラえもんの創作ネタ『のび太のジゴクめぐり』をお送りいたします。
今回もご多分にもれず、周りからつっつかれ、失意ののび太くんがジゴクに落ちてしまい、果たしてどんな苦難が待ち受けていることやら。
とはいえ、結局お正月のうちに完結することは不可能なほどに永いシリーズとなりそうですので、まずは今日明日で2本分を、月末にさらに1本お送りする予定ですのでまずはあしからずお願いいたします。
まずはこんな運びですので、それでは、ごゆっくり。

序章
それは、学校の帰り道でのできごとだった。その日もささいなコトで居残りをさせられてとぼとぼと家路につこうとするのび太くんだった。
「また居残りさせられた。どうしてぼくだけこうなんだろう」
その時であった、後ろからジャイアンが追いかけてきた。
「おいのび太、今ムシャクシャしてんだ一発ぶんなぐらせろ」
ワーッと一目散に逃げて、やっと家にたどり着いたが、
「こんな遅くまでどこに行っていたの!」
ママの怒声が飛び、続いてお使いを言い付けられる。ひとまず扉を開け、外の様子を見やると、やはりジャイアンが待ち構えていた。
「うわ~、まだ居すわってるよお」
と、玄関で立ち往生しているのび太くんに、
「のび太!」
ママに怒鳴り付けられるままに飛び出したのび太くん。はたして待ち構えたジャイアンにのされてしまい、買い物カゴまでも奪われてしまう。
「これで胸がスーッとした」
そこにスネ夫がやって来て一言。
「もっとスーッとできるよ」
「ほんとうか?」
一方ドラえもんは空から飛んで帰ってきた。
「ネコたちの集会ですっかり遅くなったな」
玄関に降り立つと、 のされて結局お使いが出来なかったのび太くんと、それにカンカンのママがいた。
「仲良くすればいいだけじゃないの。日ごろしっかりしないからこういうことになるんです!」
それからしばらくお小言となった。
家の外ではジャイアンとスネ夫が含み笑いをしていた。

「こんなばかな話ってあるか!」
自分の部屋で不満をぶちまけるのび太くん。
「今日も帰りがけにジャイアンになぐられて、ママにもしかられて、いったい僕が何をしたっていうんだ」
「それは君がもっとしっかりしないからだよ」
「何だって、ジャイアンの場合はあっちの方が悪いじゃないか」
「それものび太くんがいじめられる隙をつくるからいけないんだ。もっとしっかりとした生活をおくらないから・・・・・」
「そんな言い方ないじゃないか、それでも僕の友だちか」
「君のために言ってるんだぞ!」
言い争っていくうちに、のび太くんは頭に血がのぼりきる。
「なんだよ、みんなよってたかって、いっつも何かあると僕だけ悪ものあつかいで。もういやだ、こんなムチャクチャな世界なんて。僕は未来の世界へ家出する」
のび太くんは机の中のタイムマシンに入ろうとする。
「ああっ、待てっ、ばかなことは」
止めようとするドラえもん。しかしのび太くんに蹴り飛ばされてしまい、結局タイムマシンは飛び立ってしまう。
「こりゃ大変だ、もしもしドラミ・・・・・」
ポケットから黒い受話器を出してドラミちゃんに連絡をする。
一方、のび太くんは泣きながらタイムマシンを駆っていた。
「みんな、よって、たかって、僕のこと、ばかにして・・・・・」
そうこうと、マシンは未来へと向かってはいるのだが。
「僕がだめなやつだから、いつもいじめられたり怒られたりするけと、どうして僕はだめなのかな。どうして神さまは僕をだめに生まれさせたのかな。僕なんて生まれなきゃよかったのかなあ・・・・・」
いつの間にかのび太くんは寝入ってしまい、マシンはさらに未来へと飛んでいった。

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