第15話:その涙、宇宙に落ちて<ガンダムAGEレビュー>
アンバット要塞内に潜入したガンダムはギールと遭遇し、そのまま一騎打ちにもつれ込む。そのギールの機体、機動性に問題があるというけれど、脚部が異様に大きいということだからバランスが悪そうだからうなずけるか。いずれにしても第1部のボスとしては役不足かなと。
ひとまず罠に陥れるも怒りに燃える今のフリットにとっては焼け石に水。最後ウルフの援護もあってついには撃破をする。
一方のグルーデックも損害を出しながらも要塞中枢に侵入を果たし、同じくギールを追うフリットと奇しくも合流する。
しかしそこで機器操作している人員、彼らもユリン同様操られているというが。そういえばユリンが利用された理由は分からずじまいだったかな。敵兵士の一人を看取ったウルフなら何かが分かるか。
ギールから語られる真実。彼はかつて15年前、武器商人ヤーク=ドレとして今に至る一連の事件を仕掛けてきたのだ。
UE、それはかつて地球連邦が計画しつつ頓挫した火星移住計画の棄民たち。そんな彼らが地球への復讐を誓った火星圏国家ヴェイガンであった。
かくて追い詰められたギールは斃れ、遺された息子のアラベルは父の死を目にしてしまう。
ともかく死に際のギールによってアンバットの自爆スイッチは押され、その歪んだ怨念とともに宇宙の塵と消えてしまう。こうしてUE、はるか昔の歴史の闇から生じた戦乱は集結した、はずであった。
戦後、“事件”の当事者と目されたグルーデックは投獄。真実は隠ぺいされた形となった。
一方の火星のヴェイガン“本国”から発つ新たなる戦力。そして彼らの“盟主”と目されるイゼルカントの計画はまだまだ続いていると。そう、戦いはまだ終わってはいなかったのだ。
そしてフリット、守るべきを守れなかった後悔とともに、来るべき時に立ち向かう決意を固める。その傍らにはエミリーもいたのだが。
そんなわけで第1部のあらすじとレビューとしてはこんなところ。いよいよ来週から息子のアセムが主人公の第2部に移行するということで。
そこでひとまず第2部のさわりを紹介するに、第2部は第1部の25年後ということで。まあ25年といえば、初代のファーストと閃光のハサウェイとの同じ時期ということで、そちらの流れと同じくらいに慢性的な戦乱が繰り広げられたといったところで。
さてこの章でのフリット、今や連邦軍の中枢を担っているということで、結構シブい大人になっていることで声も井上和彦さん(Ζガンダムのジェリド、アストレイの叢雲凱役)というで、結構声もシブい。
その妻として彼を支えるエミリーはもちろん、祖父のバルカスもまた健在。彼を継いだディケも今度はアセムの助けとなるといったところ。またミレース、ウルフも軍において後にアセムを導いていくといったところか。
それらをはじめ多くの人々ともに、アセムの物語が次回始まる、でいいかな。
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