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それにつけてもおカネの欲しさよ・序・改訂<本当は怖いドラえもん>

さて先の記事にて『のび太という生き方~ドラえもんでも叶えられないユメ』において、欲望に根差したユメは叶えられないという趣旨の話について一言述べてみた。
そこではユメと冒険を求めるべき宝探しを欲望の一言で切り捨てることについて批判したけれど、そもそも横山センセイが批判したかったのは、宝探しそのものではなく大半の目的である財宝すなわちおカネへの執着だろう。
そこで今回はそのおカネへの執着についての批判を編者なりに解釈したい。

『してない貯金を使う法』
ある日どうしても欲しいプラモデルのためにドラえもんに話を持ちかけたところ「ばかいえ、おカネを作るなんて犯罪だぞ」と突っぱねられる。
そこでやむなく1日10円のパパの肩たたきのバイトをすることになった。しかしそれではいつたまるか分からない。
しかしそんな折おじさんが訪れてローンの話をする。その中の「おカネは後で支払えばいい」という言葉を聞きつけ、それならと未来に飛んで貯まった貯金を横取りすることにした。
うまうまと横取りして帰ったところ、未来ののび太くんが待ち構えていた。悶着の後にプラモデルを買ったのび太くんに未来ののび太くんは「必ず後悔する」と言い残し去っていく。
結局念願のプラモデルも作ろうとして失敗して台無しになり、肩たたきも「物事を途中で投げ出すのは一番悪い」とパパに叱咤されそのまま後悔とともに続けることになったそうな。
~この話も安易におカネを得ようとして、結局失敗した上手痛いしっぺ返しを喰らった話である。さらには先のおじさんがローンの支払いに滞るといったオチも、現代社会の風刺として描かれた。
まあこれも結局、昭和40年代における経済事情を理解すれば分かるけど、昭和30年代の高度経済成長を経てモノとおカネが豊かになった時代のある程度の警鐘とも読み取れる。
たしかにコツコツ努力をしておカネをためたほうがスバラシイにチガイない。といっても結局先の欲のせいでこの努力も「欲の罰」といって無駄になったし。まあその罰もある意味ギャグになっているから。
そんなわけでその後もおカネが絡んだ話では、お話冒頭でドラえもんの「ばかいえ!」と激しい口調で突っぱねたのをはじめ、ある意味のび太くんたちの悪態を通じて、おカネへの執着を戒める話をたびたび描いていった。
そんなわけでおカネに絡むお話をこれから僕なりにいくらかは解釈できると思いますが。

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