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エピソード4:覚悟、よろしいな!(前編)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイは再び物質界(現世)が舞台。KOFのアイドル、麻宮アテナと、隠されたヒロイン、藤堂香澄が出演いたします。
なお今回から後編を少し週を置いて掲載いたします。その後編はKOF裏の主役ともいえる怒チームが活躍いたします。
まあそういうことですので、それでは、ごゆっくり。

・日本・ナムコシアター前
香澄「アテナさんのコンサートのチケットですか、たまには修業の息抜きもいいものです」
「藤堂香澄どのですね」
香澄「む・・・・・」
香澄、前後の構えを取りつつ後ろを向く、しかし背後には人影はいなく、今度は前方に声がする。
「ほう、背後に対しつつも前後の構えを取る。なかなか修行の成果が見えますな」
香澄「やはり、あなたは藤岡さん」
香澄の目の前には一人の巡査が立っていた。
藤岡「これは修行の合間の息抜きといったところですか、香澄どの」
香澄「まあ、そんなところですが」
藤岡「たまには羽を伸ばすのも修行のうち。今は楽しむのもよいでしょう、では本官は警邏の途中ですので、これにて・・・・・」
と、藤岡巡査は去っていく。
香澄「そういえば、今回は新曲の発表会と聞きます。とにかく、中へ入りましょう」
とコンサート会場へと急ぐ。

・ナムコシアター付近にてハイデルン率いる傭兵隊が会合を行っていた。
ハイデルン「・・・というわけで、三島財閥とモーデン軍による大規模な武器密輸がここナムコシアターにて行われる。今回はそれの調査及び阻止にあたる。なお当作戦は極秘裏に行うものとする」
ラルフ「今コンサートが行われてますから、彼女を巻き込むわけにはいかない、ってところですかね」
ハイデルン「みなまで言うな。まあ確かに騒ぎを起こすわけにはいかんからな」
レオナ、軽くうなづく。
ハイデルン「ともかく、他に何か質問は」
クラーク「武器密輸の阻止というのは分かりますが、どの程度の規模ですか」
ハイデルン「うむ、情報によれば何らかの機動兵器が導入されるとのことだ。それに対し我々のほかに応援が来る」
クラーク「応援、ですか」
ハイデルン「メタルスラッグ隊とブルーマリー、そしてあと2人、そのマリーの推選だ」
ラルフ「へえ、そいつは頼もしいぜ。で、その推選されたのっていう奴は」
ハイデルン「それが現場に着いてからのお楽しみということだ」
クラーク「なるほど」
ハイデルン「作戦については以上だ、他に何か質問は」
一同「・・・・・」
ハイデルン「では、作戦を開始する。散会」

・一方で日本に遊びに来たテリーはあてどもなくほっつき歩いていた。
テリー「さて、こうして日本に来たんだが、そのままアンディたちの所に向かうのもそっけないな」
マリー「あらテリー、やっぱり来てたのね」
テリー「おっ、マリー、これから仕事なのか」
マリー「まあね、白状するけど、あなたが日本に来るのも調査済みよ」
テリー「そいつはまいったね、よし、どうせなら俺も付き合ってやるぜ。どうせこれと言ってすることないからな」
マリー「そう言うと思ったわ、とりあえずチケット2枚あるから」
テリー「アテナのコンサートか、それもいいかもなあ」

・そのシアターにてはコンサートが行われており、アテナがステージに立っていた。
アテナ「みなさーん、今日もアテナのコンサートに来てくれて、本当にありがとう」
「アーテナー!」
香澄「ううっ、ちょっと騒がしいですが、アテナさんの歌は本当にいいものです」
一方テリーとマリーも別の席に座っていた。
テリー「しかしいいのかい、任務中にコンサートってのは」
マリー「作戦開始にはまだ時間があるしね、でもこういう時こそ敵の襲撃って起こるものなのよ」
テリー「襲撃ねえ、考えられないってわけでもないけどな・・・・・。どうやら、おいでなすったようだな、さてどんな化け物が出ることやら」
・コンサートが最高潮に達する時、突然、会場が暗闇に包まれる。
「・・・・・!」
香澄「むう、何事です」
そんな時、アテナのテレパシーが伝わる。
アテナ(みなさん、もうすぐここを襲撃してくる人たちが来ます。入口から落ち着いて避難して下さい・・・・・)
ざわめきの中、観客は整然と会場を後にする。そんな中、香澄、テリー、マリーはステージへと向かう。
香澄「襲撃?何か事件が起こるというのですか、なれば急いで赴かないと」
テリー「また何か起こるってのか、こうしちゃおられないな、しかし、この人だかかりは」
マリー「こっちよテリー、でもこれじゃステージまでは手間取るわね」

MAP:ナムコシアター・ステージ
・突然、アテナのもとに、モンスター群を率いる女悪魔が現れる。
アテナ「あなたたちですね、このイヤな気は」
「おやおや、何やらいい気をたどってここまで来たら、こんな所に着いちまったのかい。まあいいさ、おまえのその力、まさか神気かい、だったらあいつの復活のために連れていくってのもいいかもしれないねえ」
アテナ「・・・まさか、あなたたちは、魔界の人たち」
「そのまさかさ、あたしはサッカバス。あるお方に仕える者といったところさ。さあおまえ達、この娘をひっ捕まえておいで」

・敵キャラクター紹介(その1)
サッカバス(ドルアーガの塔他):かつてはドルアーガの側近だった女悪魔。
スライム(ドルアーガの塔他):ドルアーガ配下の魔物。魔力を吹き込まれ、その魔法で攻撃するものもある。
ナイト(ドルアーガの塔他):ドルアーガ配下の魔物。鎧の色によって階級がある。
獣人(イシターの復活):ドルアーガ配下の魔物。毛むくじゃらの獣人。


・アテナにスライムの1匹が襲いかかるが、そこに香澄が乱入する。
香澄「大丈夫ですか、アテナさん」
アテナ「ああ、香澄さん」
香澄「状況はつかみかけていますが、ここは私が加勢いたしましょう」
アテナ「は、はい、ありがとうございます」
サッカバス「何だい、みんな逃げたんじゃないのか」
香澄「むう、何ですかあなたは、翼とシッポはあるけれど、その、素っ裸じゃないですか」
サッカバス「な、何だい、誰が素っ裸だって、ちゃんと隠してるところは隠してるじゃないか」
アテナ「でも、こんな程度じゃ隠してるとはいえないかも。でも闘って退けるのには変わりないですからね」
サッカバス「くうう、バカにしやがって、この娘の気も結構高いよ、二人まとめて捕まえといて」

・今度は獣人がアテナたちに襲いかかる。バトル後にニーナが出現する。
ニーナ「大丈夫、怪我はない?」
アテナ「はい、私たちは大丈夫です」
香澄「ふむ、立ち姿から察するに、合気を嗜んでいらっしゃいますね」
ニーナ「フッ、分かるわね、ともかく今はこのモンスターたちを倒さなきゃいけないわね」
・香澄、ニーナ、アテナに参入する。

・イベント後のアテナチームのターン終了後、テリーとマリーが出現する。
テリー「ふう、ようやくたどり着けたぜ」
マリー「まさかあなたが助けてくれるなんてね、ニーナ」
香澄「ふむ、あなたはテリー=ボガードさん」
テリー「残念だったな、リョウさんじゃなくて」
ニーナ「久しぶりねブルーマリー、恋人同伴なんてなかなか余裕よね」
テリー「いや、そこまでは行ってない、とは思うが、俺は勝手に付き合っているんだ」
アテナ「でもマリーさん、そのニーナさんって知り合いのようですけど、一体どんな人なんですか」
マリー「殺し屋よ」
アテナ「こ、殺し屋・・・・・?」
香澄「でも、この人にはそれらしい気は感じられなかったのですが」
ニーナ「最近は仕事がなくってね。今じゃ探偵まがいの仕事しか来ないのよ。でもこの方が気楽でいいのも事実だけどね」
テリー「さてと、大事なパーティーのリハーサルと洒落込むかな」

・マリー、テリーに参入する。

・敵の数が8体以下になるとサイクロプスが出現する。
サッカバス「何、おまえたちは・・・・・?」
サイクロプス「フッ、我らが主の復活のために、我らもまたこうして暗躍しているというわけだ。さて、我らも狩りと洒落込むか」
・サイクロプスの号令によってゴブリン、ドラゴンヘッドら魔物群が出現する。
サッカバス「ちょっとお待ち、こいつらはあたしらの獲物だよ」
サイクロプス「なあに、こいつらをいけにえに捧げれば、サマエル様はともかくドルアーガも復活するのだ。ここは共闘しても損はないはずだ」
サッカバス「ふん、しょうがないね」
テリー「さーて、そううまくいくかな、美女と野獣さん」
サイクロプス「せいぜい楽しませてもらうよ、狼の闘士よ」
テリー「・・・・・」

・敵キャラクター紹介(その2)
サイクロプス(魔界村):アスタロト配下の魔物。一つ目の巨人。
ゴブリン(魔界村):アスタロト配下の魔物。
ドラゴンヘッド(魔界村):ドラゴンの頭だけの魔法生物。


・サイクロプス撃破
サイクロプス「なかなかやるな、その首、預けておこう」

・サッカバス撃破
サッカバス「くっ、ちょっと遊びすぎたようだね」

・敵全滅後
ニーナ「ひとまずは片付いたようね、しかしマリー、結構お荷物だと思ったけど、この子たちなかなか出来るようね」
マリー「ええ、この子たちもあのKOFの常連さんなのよ」
ニーナ「KOF、あの大会まだやっていたのね」
テリー「まあ、色々とあってね」
香澄「しかしながらあの巨人、テリーさんのことを知っているとは、まさに伝説に近づいていますね」
テリー「伝説か、そういうのも結構大変でね、それに大きすぎる力ってのはそれを使う責任も伴うもんだぜ。そいつはリョウさんたち極限流にも当てはまると思う」
香澄「はい・・・・・」
マリー「さて、ひとつ片付いたことだけど、ひとまず私たちもこの場を離れましょう」
アテナ「とりあえず裏口から、地下の駐車場から外に出ましょう」
マリー「ええ、そうしましょう、うふふ・・・・・」

To Be Continued

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