今更ながらヤッターマンについて語る(その3)
さてみなさん、今回はヤッターマンレビューのひとまずのシメということで、名優滝口順平氏を偲び、ここにこの記事を送りたいと思います、それでは、ごゆっくり。
<ど~れ、おしおきだベェ!>
本論に入る前に、ヤッターマンのお話の流れ上、冒頭のインチキ商売でおカネをせしめた後、ドクロベー様の指令を受け(ここでヤッターマンにいっつも傍受されているが)いざ出撃といったパターンをまず紹介したい。
もともとはメカ製作のための資金調達が目的なのだけど、まあそれをはじめ一連のアクション自体はアニメ上における方便で、あえて言えばコントということにもなる。
これは次作のゼンダマンにおける、命の素の手がかりをモンジャ博士からあの手この手で奪い取るシチュエーションに連なっていることもあげたい。
それを軽いドラマ、バトルへと流れ、そしてドクロベー様のおしおきへと結んでいく、というところで。
そのドロンボーたちが任務失敗(というかヤッターマンに負けて)後にドクロベー様が下すおしおきもボカンシリーズの名物として当時の子供たちにまあまあ人気を博したコントの一つとして定着した。それが後の二作、ゼンダマンとオタスケマンにも受け継がれたのはご存じのこと。
ゼンダマン:アクダマンたちが敗北したあと、反省会がてらにムージョの提案で造った裁判官ロボットの判決で今週のお仕置きが決まるシステム。後にロボットの暴走が原因でアクダマンの本拠地が崩壊した。
オタスケマン:バトルの後にいつもの特訓という形で主役敵役こぞって行うというもの。オジャママンのアターシャチームはいつものお仕置きだが、オタスケマンのヒカルとナナはデート気分で楽しくやっているといった具合。ちなみに彼らが所属しているタイムパトロール隊長官の声はドクロベー様と同じ滝口順平氏でもある。
そしてそれらがヤットデタマン、イッパツマンにて大巨人とのコントや屋台コントに通じたかなということで。
まあ以上編者の乏しい記憶ながらお送りしたヤッターマンレビューなのですが、いずれは先年日テレ系でリメイクされた作品をレビューしようかなと思いますが、これは期待しないで待っていて下さい。
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