今更ながらヤッターマンについて語る・改訂(その2)
さてみなさん、今週も前回に引き続きヤッターマンのレビューということですが、今回は小ネタ一つと、いわゆるシリーズ関連作品について述べたいと思います。それでは、ごゆっくり。
<ヤッターマンとガッチャマンは親戚みたいなもの?>
まあこれは同じタツノコプロ制作ということで、また編者の思い込みがほとんどなのてあまり突っ込まないけれど、共通するところを一応しるしておくと、
・ヤッターマンとガッチャマンの語源が同じ。
・ドンズラー、ボヤッキーとギャラクター戦闘員が同じような感じ。あとドロンジョ様とベルク・カッツェ、といえばちょっと強引かもしれない。
・ドクロベー様と総裁Xは、と、これはネタバレになるので以下省略。
まあこんな程度なのでお目溢していただければ。
<ヤッターマンの亜流たち(失礼かな>
さて本題ということで、ヤッターマンのその後のシリーズ、いわゆるタイムボカンシリーズについて、とその前にまずは前作たる初代のタイムボカンから
:伝説の宝石“ダイナモンド”を手に入れるべくタイムガイコッツを駆るマージョ一味に対し木江田博士の助手の丹平くんと淳子ちゃんが操るタイムボカンで争奪戦を行うストーリー。メカ戦に関してはいっつも追い詰めては最後のドジで自滅するというのが主なパターンであった。
ゼンダマン:若返りの霊薬“命の素”の在処を求めてゼンダマンとアクダマン(ムージョ、トボッケー、ドンジューロー)が戦う。前期はゼンダライオンがアクダマンメカと戦うのだが。元来戦闘メカよりも輸送メカの意味合いが強く、せっかく1号が“愛のムチ”で気合いを入れても結局持っていたシステムメカで反撃するのみといったヘタレメカであった。
後期ではゼンダゴリラのロボット格闘がメインになりよりマシな展開となったが。
オタスケマン:歴史を混乱させるオジャママン(アターシャ、セコビッチ、ドワルスキー)とオタスケマンの戦いがメイン、しかしながらその両者、同じ組織内の同じ施設で両者の装備が保管されているという、かなり無理があった設定だった。まあその戦いは初代のタイムボカンのようだったけれど。
あと変化をつけるためにアシスタント役としてゲキガスキーや次作のドン・ファンファンなるイケ面キャラも登場した。
ヤットデタマン:王位継承の証である霊鳥ジュジャクをめぐっての戦いがメイン。ここからがいわゆる後期三部作といわれるとか。まず主人公とヒロインとの役割が分割化され、主人公のパートナーとしてのヒロインが確立された(イタダキマンの法子はちょっと違うけど)。あとここから大巨人といったスーパーロボットも登場したけれど、そこはタツノコアニメだけあって結局コントの突っ込み役に終始してしまった感がある。
イッパツマン:醜い企業闘争がメイン(笑)。あと前作のコケマツ、ここでのコスイネンあたりから科学者崩れとしての肩書を捨てて(まあ基本モジュールは手掛けているけれど)メカを外注にしたという。
イタダキマン:仏法の秘宝“オシャカパズル”の争奪がメイン。ここに至って三人はほとんど完全な傍観者になってしまった。
あとこれも、
戦国武将列伝・爆風童子ヒッサツマン:これはいままでのボカンシリーズの流れをくんだOVA作品で、まあ番外編といった方がいいかも。
敵役もそれぞれ、ビージョ(小原女史)、バージョ(水谷優子女史)、ブージョ(TARAKO女史)となっている。
怪盗きらめきマン:2001年にテレビ東京系で放映された作品で、主人公(ちなみにヒロインがメイン)が怪盗、敵役の3人(ルージュ、ピエール、オンドレー、だったっけ)が警察官という設定で、まあまあの印象だったとか。
とまあ、ヤッターマン(とタイムボカン)を基本に8年近くも続けられ、日本のアニメ史上にその名をとどろかせたのは言うまでもないが、やはりヤッターマンこそがすべての基本であり今でも各メディアで活躍したことは述べるまでもないだろう。
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