徳川慶寅・改訂<サムライスピリッツ閃オリジナル>
さてみなさん、今回の侍魂閃は零の主人公格の慶寅をお送りいたします。
数本の刀を駆使して闘うその姿はまさに風格さえ感じられ、まさに侍魂の顔にもふさわしいものでした。
そんな慶寅ですが、閃ではどんな活躍を見せることやら。
まあそんなわけで、それでは、ごゆっくり。
―徳川慶寅・ストーリー―
・オープニング
日輪國の乱の後に徳川将軍の位を弟家斉に譲り、自分は剣の腕を磨く傍ら恋人たちと気ままな生活を送り、有事の際には半蔵、十兵衛とともにあたっていた。
今回異国の勢力の陰謀と、枯華院に預けられた赤子の失踪。この2つの事件の共通点を見抜き、とくに後者を中心にあたることとなる。
・登場
通常「さて、ひと勝負いこうぜ」
対覇王丸「いい勝負ができそうだな」
対柳生、半蔵「ちょっと付き合ってくれるかい」
対女性キャラ「お手柔らかに頼むぜ」
対少年キャラ「元気なやつは俺は好きだぜ」
対悪役キャラ「殺し合いは無粋だねえ」
・勝利
通常「結構面白い仕合だったぜ」
対ドラコ「どうだい、剣も捨てたものじゃねえだろう」
・対ドラコ戦
慶寅「あんたが用心棒ってところか」
ドラコ「フッ、刀は多ければいいってもんじゃない。この銃にかかればな」
慶寅「不粋だね、たかだか喧嘩に銃を使うとはな」
ドラコ「こいつは喧嘩ではなき殺し合いだ、なに、一発で撃ち抜けばそれで終わる」
・対ゴルバ戦
ゴルバ「待っておったぞ、将となる武士(もののふ)よ」
慶寅「あんたが元凶ってところかい」
ゴルバ「聞け!今、欧州諸国は火種を抱え ひとたびそれが燃え広がれば世界中を巻き込もう。その業火より我が祖国を守るためには真の強兵を備えた新国家が必要なのだ!我は汝のような目的のためならば死をも恐れぬ武士(もののふ)の覚悟を買っておる。その精神で兵を養えば・・・真の強兵は完成する!」
慶寅「やれやれ、こんなご時世にこんな面倒なことを考えるもんだぜ。まあさっさと片付けるか」
・対真ゴルバ戦(注:この項は編者の創作です)
ゴルバ「これほどか、貴様の力は。やはり我が命捨てねば貴様は討ち取れぬ。ならば捨てよう、我が命。この命(みこと)の力を借り、我が命をもって、大いなる力を与えたまえ」
ゴルバ、いずこからか一人の赤子(命・みこと)を取り出して掲げ、そこから発せられる妖気から異形の姿に変貌する。
慶寅「そうでなくっちゃな、喧嘩は派手な方が面白え」
・エンディング
ゴルバを倒した後、天降藩の諸事を刃兵衛ら藩士に任せ自分なりに一軒を落着させた。
その後も気ままな生活を送り、ことに新しい剣士仲間として猛千代を得るに至る。
多少気負いのある猛千代をあしらいつつも、慶寅はよくよく導いていく。
ある日、猛千代、覇王丸ら仲間と一緒に桜の茶の湯に興じる。
その中で、慶寅はつぶやく。
「すべて世はことなしか。しかしまあ、この泰平もいつどう転んじまうか分からねえ。そん時はそん時で俺たちの出番ってことだな。まあ今は、この一時を楽しむことにしようぜ」
その慶寅の言葉に、皆もうなづきつつ、立てた茶の香りに身を任せるのだった。
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