首斬り破沙羅<真サムライスピリッツ2>
さてみなさん、今回の真侍魂2は、斬紅郎編からのさまよえる刺客・首斬り破沙羅をお送りいたします。
思えばトリッキーな闘い方ながらある種の哀愁も漂わせるキャラとして親しまれ(?)るも、侍魂零にてはたしょうストーリーを歪められたものでした。
それを踏まえ、今回は天サムから連なるストーリーということで組んだものですが。
そういうことですので、それでは、ごゆっくり。
ベースストーリー
かつて“鬼”によって斬られ、幽世をさまよっているところを天草に見初められ、彼の露払いとしつ価値ある魂を狩ってきたが、天草の討伐とともに、彼も何者かに封じられた。
しかし天草の封印が解かれたことにより、彼もまた忌まわしき束縛から解き放たれたのだった。
オープニング
島原の凶事より時は流れ、今まさに嵐の予感があった。
破沙羅「さあ、みんな狩ってあげるよ」
後半デモ
破沙羅「ああ、やっぱり来てくれたんだね、でも・・・・・」
破沙羅、異界に飛ばされ、その先には黒い影が待ち構えていた。
「ラキ、ラキ、ラキキキキ・・・・・、よくぞ価値ある魂をここまでに狩ってくれたわ。さあ、それらを魔王に捧げよ、終末の時はすぐそこだ」
破沙羅に黒い雷が降り注ぎ、破沙羅、そのまま倒れ伏す。
「無駄な手間を取らせるでない、前には我が封印から逃げおおせたが、今度は逃がすことはない、さあ、苦しまぬように喰うてやる」
「そうはさせんぞ!!」
突然、天草が現れ、黒い影の前に立ちはだかる。
天草「やめるのだ、魔界のもの。かつては魂を売り渡したわたしだが、もはや魔王の言いなりにはならぬ。かつてわたしは魔道をして人々を殺めた。そして人に魂を救われた。今度はわたしが人として手を貸そう」
破沙羅、天草によって現世に戻される。
破沙羅「ありがとう、僕はまだ闘えるよ」
最終戦デモ
魔の本拠を前に、高台に立つ破沙羅
破沙羅「もうすぐだよ、篝火、もうすぐ、すべてが終わる」
2つの聖石が吸い寄せられ、魔の社が現れる。
「ラキキラ無理無理キキッ、ンキキラッ、喰ってやろう!!!!」
破沙羅「フハハハハ、終わりの始まりだあ!!」
エンディング
夜明け前、高台に立つ破沙羅に、妻の篝火の魂が近付いてくる。
破沙羅「やっと終わったよ、篝火」
篝火「ようやく、一緒になれるのね、あなた」
破沙羅「いや、まださ。闇キ力の残滓、僕が手にかけた魂とともに、鎮めなきゃいけない。それまで、待ってくれるかな、篝火」
篝火「はい、いつまでも・・・・・」
篝火は姿を消し、朝日が破沙羅に差し込んでくる。
破沙羅「ああ、朝日がまぶしいよ・・・・・」
破沙羅、朝日に溶け込むように姿を消す。
数十年後
寂れた屋敷跡に一人の老人が訪れる。
その長い白髪と白鬚の老人は仙人とも剣士とも受け止められる出で立ちだった。
老人「ここはいつか訪れたな。胸騒ぎはすると思ったが、そんなに悪い気はしねえな」
ふと、老人の近くに2羽の小鳥が飛び交っていく。
老人「おお、思い出したぞ、ようやくめぐり会えたか」
老人は立ち上がり、徳利の酒を一献飲んで、頭上に掲げる。
老人「いつまでも、仲睦まじくな。これは俺からの、せめてもの手向けだ」
小鳥は徳利に留まり、クチバシで徳利の口をつついていく。
そして老人が見上げた青空が、どこまでも広がっている。
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