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今更ながらONE PIECEストロングワールドを語る

さてみなさん、今や大人気のONE PIECE、今夏3Dアニメとしても劇場で公開される運びとなりましたが。今回はその前のONE PIECEストロングワールドを編者なりにレビューをしたいと思います。それでは、ごゆっくり。

さてこのONE PIECEストロングワールド(以下Sワールド)については、まず原作者の尾田せんせいが制作総指揮を取ったということと、本編の前日譚を絡めたプロローグを公表したことで、本作に対する並々ならぬ意欲が見られた。
そも劇場版といえば本編の外伝あるいは番外編といった位置付けが通例だろうけれど、前述の事情から、本作は本編のひとつのエピソードとしても描かれている(スリラーバーク編からトビウオライダーズ編の間あたり)。
そこでの敵役たる金獅子のシキ、かつては海賊王ロジャーの宿敵とうたわれるも、ロジャーの処刑と前後して投獄され、自らの足を切り落として脱獄、そのまま姿をくらまして後、争乱を引き起こす。といった経歴の、いかにも大物といったキャラということで。
そのシキがふとしたきっかけでルフィたちと出くわし、航海士のナミをさらって、取り戻さんとするルフィたち麦わら一味と死闘を繰り広げるということで。
まあ実力的にはかろうじて白ひげ・エドワード=ニューゲートに近いかなといった印象で、たしかに強敵には変わりはなかったけれど、フタを開ければ(その時点では)攻略可能な強敵、もっとキビしく言ってしまえば、時代に取り残された古い強敵といったところか。
とはいえ、彼に勝てずしてこれからの冒険や激闘には乗り越えられないことだったろう。ただでさえ空島以降から大きな壁に当たってのち、幾多の困難を乗り越えてもなお、さらに大きな壁にぶち当たって以降、2年の試練と雌伏の時を過ごしたルフィたちを見守ったファンにとっても意味のある作品だとは思わないだろうか。
ともかくアニメ本編はまだ半年強、下手すれば今年じゅうまで戦後編が続くだろうけれど、新世界編以降のルフィたちが、いかにそれらの壁をぶち破ってくれるか、これからの本編とともにこのSワールドを視つつ期待したいものです。

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