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本当に悪い大人たち・改訂<本当は怖いドラえもん>

さて、いろいろとドラえもんの問題点をひねくれた視点ながら掘り下げてきたけれど、やはり大長編ドラえもんについても述べなければならない。
いうまでもなく大長編ドラえもんは、ドラえもんと仲間たちが日常から離れて様々な世界を冒険していくというある意味コミックやテレビアニメ版のガス抜き的存在ともいえる(特に後期が顕著)。
その大長編、特に初期の構成は、ドラえもんたちが大冒険をする一方で悪者たちの企みを打ち破るというのが成り立っている。さてその悪者というのは、

のび太の
恐竜:恐竜ハンターと大富豪ドルマン
のび太の宇宙開拓史:ギラーミンとカルタイト鉱業
のび太の大魔境:悪大臣ダブランダー一味
とまあ、敵役は大概は悪い大人というわけで。
さて後作品については、魔界大冒険の大魔王デマオンやリトルスターウオーズのギルモア将軍やらはまだいいのだが、鬼岩城に関しては少し事情が違ってくる。そこで今回の本題ということになるのだが。

『のび太の海底鬼岩城』

待ちに待った夏休み、ドラえもんの提案で海底世界でキャンプをすることになった。
みんなが思い思いにキャンプを満喫したのだが、突然海底国の兵士に捕まってしまう。
実は知らぬうちに海底国の領土に足を踏み入れていて、機密保持のためにドラえもんたちは抹殺されることになる。
しかし、先に助けられた少年兵エルか何とか釈放させようとするが、高官たちは聞く耳を持とうとしない。
そんな折、古代アトランチスの兵器群が復活したという情報が伝えられる。そこでエルはドラえもんたちの力を借りることを提案する。
高官たちもそれならばと、問題解決のために一時釈放を許可する。
その思惑はともかくとして、ドラえもんたちも世界の危機には立ち向かわなければならない。
たどりついたアトランチスの鬼岩城、その中枢に潜り込もうとするが、力及ばず全員捕まってしまう。
中枢コンピュータ・ポセイドンにつき出され、世界を救えないのかと涙するしずかちゃんに呼応してか、ドラえもんのポケットの中からバギーが飛び出してポセイドンを破壊する。
こうして世界は救われ、ドラえもんたちは一躍英雄と称えられる。海底国の人々も地上の人間に対して少しずつ見方を変えていくのだった。

その鬼岩城にては本来の悪役であるポセイドン(声:富田耕生氏)のほかにムー連邦の高官たちこそがある意味作中における本当の悪人ではないだろうかと思ったのだけれど。
確かに彼らの心情には海を汚す地上人への怒りが根底にあるのだが、しかし結局のところその怒りをドラえもんたちにぶつけているに、いわば八つ当たりである。それもとどのつまりは人類の警鐘でもあるのだが。
やはり偏見に凝り固まっていた海底人の高官たちなのだが、問題解決後には少しずつ地上人たちを認めはじめ、ドラえもんたちも少しでも海を(ひいては地球全体を)守っていこうと心にきめて幕を閉じた。
まあそれが実を結んだか、後の『竜の騎士』においてはやはり地底に紛れ込んだドラえもんたちが地底人たちに捕まり、なんとか逃げようとするも、その途中滅びゆく恐竜たちを一頭でも多く救うべく奔走するドラえもんたちに地底人たちも協力したり、
『雲の王国』にては裁判にかけられたドラえもんたちをドンジャラ村のホイたちや絶滅から救われ保護されたモアやドードーら、そして成長したキー坊らが弁護に回って無実が証明されたというくだりも影響しているのかなと思える。
まあ要は先に人類の警鐘という視点を重く見れば昨今のエコ活動に見られるように我々人類はこれからもこの地球全体に対して思いやりを持たなければならないのかな。

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