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のび太のくせに≒子供のくせに・改訂<本当は怖いドラえもん>

さて今回は、お話の中ではのび太くんが具体的な要求をする場合がある。その場合だとあっさりと突っぱねられるのがほとんどである。
それはひとえに「のび太だから」といえるだろうが、言い換えるなら「子供だから」ともいえる。
まあのび太くんの場合、個人的事情もあることだろうけれど、これはこれで結構不憫と感じられないでもない。それはさておき、
そもそも作者の藤子F先生の子供時代の昭和20年代、つまりは戦後間もない頃、まさにモノがない時代だった。
それからいわゆる高度経済成長期の昭和30年代を経て、一世代後の昭和4・50年代、子供のおねだりもよほどのことがない限り、ただのわがままとしてつっぱねられるのが関の山である。
それが今、平成頃からモノが豊かになり、欲しいものは容易に手に入るようになるとまあある程度は要求も通るようになったのだが。

それに関連して紹介したいお話をば、
<大人を叱る腕章>
最近マナーの悪い大人が増え、注意しようにも生意気だと怒鳴り返される。そこで大人を叱る腕章を出してもらい、大人たちを注意して回っていく。しかしいつものように調子に乗っていくうちに今度はジャイアンの乱暴に歯止めがかからなくなったそうな。

~これもまたマインドコントロールの一種なのだろうが、最後にはやはりジャイアンがいわゆるジョーカーの札になってしまい話の腰が折れてしまったが、まあこの話は大人がしっかりしないと子供もまたダメになってしまう、ということで。
またこれは言い過ぎかもしれないが、最近のいわゆるモンスターペアレントと呼ばれる一部の大人たち、彼らの子供だった時分の厳しすぎる(と認識した)親や教師たちに対する反動とも受け止められる。やはりこれも社会の歪みだろう。
編者も容易には断言しかねるのだが、結局のところその責任はまずは本人たちに帰すけれど、当時の大人たちもここはやはり責任はあるだろう。
しかしながら特に2、30代の親御さんには自分たちの子供のころを思い起こし、子供たちにも時には我慢を覚えさせることも大切だとは思うのだが。
要は子供たちにいかにバランスをもって教え育てるか、それを大人たちも真剣に考えなければいけない。
と、勝手に大人の意見を述べて締めたいと思う。

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