モノ社会の宿業その2・改訂<本当は怖いドラえもん>
さて、みなさんの中に古きよきモノ、すなわち骨董品と呼ばれるお宝に憧れる人もおられるでしょうが。
今回取り上げるお話はそれを踏まえて教訓的要素に対するというよりも皮肉的要素に対する突っ込みでお送りしましょう。
『ふる道具きょう争』~やっぱり骨董自慢もいいけれど
その日も価値のある骨董品についてスネ夫に自慢され、対してそれらのないことを笑い飛ばされたのび太くん。
何とか見返してやろうとドラえもんに頼み込み、未来の珍品堂さんに骨董的価値のある品に取り替えてもらう。
何とか見返すことが出来たのだが、今度は手当たり次第古いものと取り替えられる始末。
何とか元通りしてもらうにもしばらくかかるので未来の世界の品物で生活してもらうことになるのだが、かえって不便さを感じたのだそうな。
これも初期の作品でギャグの誇張が顕著だったもののある程度のモノに対する執着を笑い飛ばした作品ともいえる。やっぱりなりふりかまわず品物を取り替えまくるのもどうかと思うけれど、当時の風潮でいえばそれが当たり前のことだろうけれど。
まあこのお話で言えることは、モノというものは古すぎれば利便性がなくなることもあるし、新しすぎてもとっつきにくいこともある。まあすべてがそうとも限らないものの、やはり今あるモノをうまく大切に使いこなし生活に合わせればいいのです、といったところか。
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