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ひみつ道具は秘密にしてこそひみつ道具なのだ・改訂<本当は怖いドラえもん>

さて今回は、秘密道具を周囲の人々に使わせたばかりに貧乏くじを引いたお話についていくらか述べたいと思う。

『ポカリ=100円(イシャ料支払い機)』
いっつもジャイアンに殴られるので何とかして慰謝料をせしめてやろうと、イシャ料支払機を出してもらう。
しかしいざ使おうとするとママに用を言いつけられやむなく済ませることにする。
その間に聞き付けたスネ夫たちに使われてしまい、やっと用を済ませたときは、ジャイアンもスッカラカンとなって結局慰謝料をもらえずしまいになったそうな。

『デビルカード』
ひょんなことで悪魔を呼び寄せ、人の身長と引き換えに小銭を得るデビルカードを受け取る。
そこで当面の小遣いを得たはいいが、聞き付けたジャイアンたちに強迫されるままに使わされ、さらにはママたちにも勝手に使われてしまう。このままでは身体が小さくなりきって消えてしまう。
そこでドラえもんに頼って、ビッグライトであらかじめ大きくなってから縮んで事なきを得たそうな。

『四次元ポケット』
ある日物置のガラクタを整理しようとみんなで片付けようとするも、意外に手間取ってしまう、そこで何でも入る四次元ポケットでガラクタをしまいつくす。
ところがそれを聞き付けた近所の人たちにもゴミを入れられて、たまらなくなって逃げようとして結局家の前ですっ転んで今まで入れたゴミやガラクタを全部ぶちまけたそうな。

さて、この3本から読み取れるは、秘密道具の便利さにひかれて周囲の人たちが飛び付き、その結果本来の使用者であるのび太くんが貧乏くじを引くという展開となる。

時には他のお話でも、ジャイアンやスネ夫に秘密道具を悪用されていらぬ災難にあった話も枚挙がない。

まあ便利な道具ほど重宝がって寄り付くのは大衆心理としては無理からぬこと。まあそれに対する警鐘としてののび太くんのオチということだけれども。

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